海外FXの大きな魅力としてボーナスの充実があげられます。
ただし、内容が充実していれば、どこでもよいわけではありません。
クッション機能が付いていないと、有効活用できない恐れがあるからです。
例えば、思い通りに活用できないことなどが考えられます。
この記事では、クッション機能の概要とメリット・デメリット、 取引に与える影響などを解説しています。
海外FXに挑戦する方は、確認しておきましょう。
海外FXボーナスのクッション機能って何?
海外FXにおけるクッション機能は、付与されたボーナスを証拠金として活用できることを指します。
したがって、ボーナス機能を採用している事業者は、実際に預け入れた証拠金よりも大きな取引を行えます。
例えば、ボーナス機能がある事業者で20万円の証拠金を預け入れて20万円のボーナスが支給されると40万円分の取引を行えます。
以上からわかる通り、ボーナスを活用したい場合、クッション機能の有無が重要な意味をもちます。
取引を始める前に、クッション機能の有無を確かめておきましょう。
海外FXボーナスのクッション機能のメリット
海外FXのボーナスとしては、主に以下の点が挙げられます。
- ボーナスを取引に使える
- 取引で得た利益は出金可能
- ロスカットを防ぎやすい
それぞれのメリットについて解説します。
ボーナスを取引に使える
クッション機能を採用している場合、為替相場が意図しない方向へ動いて自己資金を失ったとしても取引を続けられる可能性があります。
残っているボーナスを、証拠金として活用できるからです。
結果はケースによって異なりますが、失った自己資金を取り戻せることもあるでしょう。
粘り強く取引を行える点は大きな魅力です。
海外FXに慣れていない初心者に嬉しい機能と考えられます。
取引で得た利益は出金可能
ボーナスを証拠金として活用できても、実際に出金できなければ意味はありません。
クッション機能を採用している事業者でボーナスを使って取引をしても、利益分は通常と同じように出金できます。
したがって、上手に用いれば自己資金を効率よく活用できる可能性があります。
ロスカットを防ぎやすい
クッション機能がある海外FX業者は、ロスカットも防ぎやすくなります。
ロスカットは、証拠金維持率が事業者の定める基準を下回ると、建玉を強制的に決済される仕組みです。
ロスカットが発生すると大きなマイナスを防げますが、想定通り資産を運用できなくなります。
ケースによっては「あと少し持ち堪えれば反転していた」ということもあるでしょう。
ロスカットを防ぎやすい理由は、ボーナスを証拠金として活用できるため証拠金維持率に余裕が生まれるからです。
取引の柔軟性を高められる可能性があります。
海外FXのロスカットについては、下記の記事をご参照ください。
海外FXボーナスのクッション機能のデメリット
実際に取引を行うときは、次のデメリットにも注意が必要です。
- スプレッドの幅が広くなりやすい
- ボーナスを使用できるのは自己資金を消費してから
- ボーナス分は出金できない
各デメリットの詳細は次の通りです。
スプレッドの幅が広くなりやすい
クッション機能を採用している事業者は、スプレッドの幅が広くなりやすい傾向があります。
スプレッドは、ある通貨ペアにおける売値と買値の差額で、取引にかかる実質的な手数料と捉えられています。
例えば、米ドル/円の売値が100円30銭、買値が100円35銭であればスプレッドは5銭になります。
スプレッドの幅が広いと取引のコストが割高になるため注意が必要です。
スプレッドが広くなる主な理由は、付与するボーナスのコストを確保しなければならないからです。
ボーナスを使用できるのは自己資金を消費してから
含み損が発生したときに使用する資金の順番にも注意が必要です。
残念ながら、ボーナスを使用できるのは自己資金を消費してからとなっています。
したがって、ボーナスを使って自己資金を守ることは基本的にできません。
「ボーナスがあるから大丈夫」などと考えていると、思わぬ損失を被るかもしれません。
クッション機能を採用している事業者を利用する場合も、取引は慎重に行いましょう。
ボーナス分は出金できない
ボーナスを用いた取引で得た利益は出金できますが、ボーナスそのものは基本的に出金できません。
あくまでも取引に活用するため付与されていることを押さえておく必要があります。
また、ボーナスを使い切らず出金すると、ボーナスは消滅することが一般的です。
取引に活用したい場合は、出金のタイミングにも気を付けなければなりません。
クッション機能がある場合と無い場合の取引の違い
ここまで見てきてわかる通り、クッション機能は非常に重要な機能です。
理解を深めるため、この機能の有無による取引の違いを紹介します。
クッション機能あり
以下の条件で取引を行ったとします。
- 預け入れた証拠金:20万円
- 付与された入金ボーナス:20万円
クッション機能を採用している事業者では、付与されたボーナスを証拠金として扱えます。
このケースで取引に使用できる証拠金は40万円(①+②)です。
実際に入金した金額の倍額を証拠金として扱えます。
レバレッジをきかせた場合
ちなみに、レバレッジ10倍をきかせると400万円までの取引、レバレッジ20倍を利かせると800万円までの取引が可能になります。
ただし、必ずしも利益が出るとは限りません。
例えば、20万円の損失が発生したとします。
手元に残る証拠金は20万円(40万円-①)です。
まずは自己資金から消費されるため、この20万円はボーナス分となります。
自己資金が0円になっているためボーナス分が残っても仕方がないと思うかもしれませんが、これを活用すれば取引を継続できます。
自己資金を使い切ったにもかかわらず、損失を取り戻せるチャンスがある点は大きな魅力です。
クッション機能なし
条件はクッション機能ありと同じとします。
- 預け入れた証拠金:20万円
- 付与された入金ボーナス:20万円
ただし、クッション機能は付いていません。
したがって、取引に使用できる証拠金は20万円です。
預け入れた証拠金が、そのまま取引に使える証拠金になります。
レバレッジをきかせた場合
このケースでレバレッジ10倍をきかせると200万円までの取引、レバレッジ20倍をきかせると400万円までの取引が可能です。
預け入れた証拠金は同じでも、取引できる金額は少なくなっています。
取引で損失が出た場合はどうなるのでしょうか。
クッション機能ありと同じく20万円の損失が出たとします。
手元に残る証拠金はありません。
ボーナス分を活用できないため証拠金はゼロになります。
当然ながら取引を継続することはできず、現状のままだと損失を取り戻せる可能性もありません。
クッション機能の有無で、取引の結果は大きく変わる可能性があります。
ボーナスのクッション機能があるおすすめの海外FX業者
ボーナスを有効活用したい方には、クッション機能を採用している海外FX業者がおすすめです。
参考に、主な事業者を紹介します。
XMTRADING
リアル口座を開設するだけで付与される3,000円(30USD・25EUR相当額)の取引ボーナスと投資額に対して合計で5,000ドル(または相当額)まで付与される入金ボーナスを用意している海外事業者です。
入金ボーナスは、500ドルまでを100%、以降を20%とする2段階制になっています。
例えば、入金額が2,000ドルであれば、500ドルは100%、1500ドルは20%が適用されるため、付与されるボーナスは800ドルとなります。
したがって、このケースの証拠金は2,800ドル(2000ドル+800ドル)です。ボーナス上限の5,000ドルを獲得するには、23,500ドルの入金が必要になります。
XMTRADINGは、このほかにもさまざまなボーナスを用意しています。ちなみに、最大レバレッジは1,000倍です。
セーシェル共和国の金融ライセンスを取得している点、ゼロカットシステムを採用している点も見逃せません。
XMのボーナスについては下記の記事で詳しく解説しているので、ご参照ください。
iFOREX
初回の入金に対し、最大2,000ドルの入金ボーナスを用意しています。
還元率は入金額で異なります。
1,000ドルまでは100%、1000ドル超は25%となっています。
例えば、初回入金額が2,000ドルであれば、付与されるボーナスは1,250ドル(1,000ドル+250ドル)です。
したがって、証拠金は3,250ドル(2,000ドル+1,250ドル)になります。2,000ドルを獲得するため必要な入金額は5,000ドルです。
iFOREXの最大レバレッジは400倍となっています。iFOREXは、英領バージン諸島の金融サービス委員会に登録されています。
海外FXはボーナスと一緒にクッション機能も確認
海外FXのクッション機能について解説しました。
ボーナスが充実していても、この機能が付いていないと証拠金として活用できません。
口座を開設する前、あるいは取引を始める前に、機能の有無について確認が必要です。
当サイトでは、海外FXの最新情報や運営者が使っている海外FX業者「XMTRADING」についてブログ形式で解説しております。
これから海外FXにチャレンジしようと考えている方は、ぜひ XMTRADINGで口座開設してみてください。