XM FX

みなさん、どうもこんにちは!

皆さんは「移動平均線」を利用しているでしょうか?

海外FXで利益を上げている人のほとんどの人が移動平均線を利用しており、XMでは4種類の移動平均線が利用できます。

今回は、そんなXMで利用できる4種類の移動平均線について、使い方やおすすめの移動平均線などについて徹底解説していこうと思います!

移動平均線をまだ使ったことがないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

海外FXで使われる移動平均線とは?

そもそも、海外FXで使われる移動平均線とは一体どういうものなのでしょうか?

移動平均線とは、過去の値動きから一定期間の平均価格を計算し、平均価格をつなぎ合わせたラインを表示させるインディケータのことです。

FXや株式チャートでの分析を手助けしてくれるツールとして移動平均線は最もポピュラーなテクニカル分析の一つと言われています。

使用方法はさまざまですが、最も基本的な使い方は、移動平均線の動きで相場のトレンド察知するといった方法です。

移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド、水平ならレンジといったように、移動平均線を一眼見るだけで相場の状況がざっくりと読み取れる非常に便利なインディケータです。

XMで使用できる4種類の移動平均線

XMではMT4・MT5といった取引プラットフォームを提供しているのですが、それらの取引プラットフォームでは、以下の4種類の移動平均線を表示することが可能です。

  • Simple:単純移動平均線(SMA)
  • Exponential:指数平滑移動平均線(EMA)
  • Smoothed:平滑移動平均線(SMMA)
  • Linear Weighted:線形加重移動平均線(LWMA)

それぞれどんな特徴をもった移動平均線なのか、順番に確認していきましょう!

SMA(単純移動平均線)

まず、1種類目の移動平均線は、SMA(単純移動平均線)です。

SMAとはSimple Moving Averageの頭文字をとってつけられた名称で、一定期間の過去の終値を単純に平均したものです。

SMA(単純移動平均線)を割り出す計算式は以下のようになっています。

  • 計算式:1日目+2日目+…最終日/日数n

SMA(単純移動平均線)特徴

SMA(単純移動平均線)のメリットとしてあげられるのは、長期的なトレンドの方向が分かりやすいということですね。

また、支持線(サポート)と抵抗線(レジスタンス)として作用しやすいという傾向もあります。

一方、単純な過去の価格の平均値なので、今後のチャートの動き(上昇/下降トレンド)を予測しにくいという点には注意しておく必要があるでしょう。

EMA(指数平滑移動平均線)

2種類目の移動平均線は、EMA(指数平滑移動平均線)です。

EMAとはExponencial moving averageの頭文字をとってつけられた名称で、単純移動平均線の欠点を補正して開発された移動平均線です。

過去より直近の値動きを重視することでより精度の高い値動きを予想します。

EMA(指数平滑移動平均線)を割り出す計算式は以下のようになっています。

  • 計算式:1日目+2日目+…最終日×2/(日数n+1)
  • 最終日の値を2倍するので、分母側に日数を1日分足します。

EMA(指数平滑移動平均線)の特徴

EMA(指数平滑移動平均線)の特徴はSMAよりも直近の値動きに早く反応するということです。

そのため、SMAよりもさらに短期的な動きを察知するのに特化しています。

ただし、大きな価格変動や横ばいの相場の時は、ダマシが多いのに注意が必要です。

短期のトレンドを調べる時には便利ですが、長期のトレンドを調べるのには向かないので気をつけておきましょう。

SMMA(平滑移動平均線)

3種類目の移動平均線は、SMMA(平滑移動平均線)です。

SMMAとは、Smoothed Moving Averageの頭文字をとってつけられた名称で、反応を早めるのではなく、ダマシを減らすことを目的としたインジケーターです。

直近に比重を置くという意味ではEMAと同じ考え方ですが、EMAほど直近に比重を置きすぎることがないため、より滑らかな曲線を描きます・

SMMA(平滑移動平均線)を割り出す計算式は以下のようになっています。

  • 計算式:初日→1日目+2日目+…最終日/日数n
  • 翌日以降→{前日のSMMA値×(日数n-1)+当日の終値}/日数n

SMMA(平滑移動平均線)の特徴

SMMA(平滑移動平均線)の特徴は、SMAよりも長期的なトレンドの方向性が分かりやすいということです。

EMA(指数平滑移動平均線)が短期に特化させたのとは逆に長期のトレンドでより使いやすくしたというイメージです。

そのため、直近の値動きに対しての反応が遅いので、長期トレンドを利用する時に使った方がより効果的に活躍してくれます。

LWMA(線形加重移動平均線)

4種類目の移動平均線は、LWMA(線形加重移動平均線)です。

LWMAとは、Linear Weighted Moving Averageの頭文字をとってつけられた名称で、SMAより直近の動きに敏感で、EMAより直近の動きを重視しすぎない平均線です。

LWMA(線形加重移動平均線)を割り出す計算式は以下のようになっています。

  • 計算式:SUM/SUM Weight
  • 分子SUM:{最終日終値×n}+{1日前の終値×(n-1)}+{2日前の終値×(n-2)}+…+{(n-1)日前の終値×1}
    分母SUM Weight:n×(n+1)/2

個々の価格データの比重を過去を遡るごとに「線形的」に減少させて、平均値を計算します。

EMAのように直近の値の比重を大きくするのですが、比重のかけ方が異なります。

比重のかけ方を変えることによって、EMAの過去の価格を軽視しすぎているという点が改善されました。

LWMA(線形加重移動平均線)の特徴

LWMA(線形加重移動平均線)の特徴は、直近の値動きを重視しているので、平均線の中で最も反応が早いということです。

ただし、平均線の中でも一番ダマシが多いく、レンジ相場や急な変動では機能しなくなるという欠点もあります。

間近の終値だけ重要視され、全体のバランスが崩れるので、長期のトレンドを調べるのには向きません。

海外FX業者XMで移動平均線を設定する方法

それでは次に、海外FX業者XMで移動平均線を設定する方法について確認していきましょう!

STEP1:MT4を開く

まずは、インストールされているMT4を開きましょう!

MT4をまだインストールしていない方は、公式サイトから無料でMT4をインストールすることができるので、先におわらせてください。

STEP2:「Moving Average」をチャートに挿入する

MT4を開いたら、表示されているチャートに移動平均線を挿入します。

MT4・MT5から移動平均線を引きたいチャートを開き、右上の「表示」という文字がかかれたところにマウスをもっていき、表示の項目にある「ナビゲーター」をクリックしてください。

ナビデータをクリックしたら、「インディケータ」→「トレンド系」の項目の中にある「Moving Average」をダブルクリックしてください。

すると、移動平均線の設定画面が開かれます。

STEP3:移動平均線の設定を選ぶ

移動平均線の設定画面が表示されたら、移動平均線の種別を選択します。

移動平均線の種別は以下の表記となっています。

  • Simple:単純移動平均線(SMA)
  • Exponential:指数平滑移動平均線(EMA)
  • Smoothed:平滑移動平均線(SMMA)
  • Linear Weighted:線形加重移動平均線(LWMA)

移動平均線の種別が選択できたら、期間とスタイルの設定を済ませましょう。

設定ができれば下の「OK」をクリックするとチャート上に移動平均線が表示されます。

海外FX業者XMではどの移動平均線がおすすめ?

移動平均線は一概に「これさえ使っておけばいい」とおすすめできるようなものはありません。

取引手法によって最適なものは違います。

長期間のトレンドを確認したい時は「SMA」

長期間のトレンドを確認したい時は「SMA」がおすすめです。

SMA(単純移動平均線)は新しいデータの比重を大きくしたりせずに全てのデータを平等に扱うため、長期間のトレンドを確認するときにSMAは向いています。

トレンドはトレーダーの心理を表すものと言われており、長期間のトレンドを確実に掴むことができれば、より大きな利益となるでしょう。

SMAは使用している人も多く、FXの手法解説などをみているとかなりの確率で登場しますね。

いろいろな手法で応用できるという点でも、移動平均線を使用するならとりあえずSMAをつかってみるというのがいいでしょう。

売買サインに素早く反応したい時は「LWMA」

売買サインに素早く反応したい時は「LWMA」がおすすめです。

LWMA(線形加重移動平均線)は直近の終値にかける比重が大きいため、トレンドへの反応が素早いです。

そのためスピード重視のスキャルピング手法と相性がいい移動平均線となっています。

ダマシが嫌な時は「EMA」

ダマシが嫌な時は「EMA」をつかいましょう

EMA(指数平滑移動平均線)はトレンドへの反応速度も遅くなく、ダマシが少ないバランスの良い移動平均線です。

そのため沢山のトレーダーに支持されています。

移動平均線のおすすめ期間設定

「移動平均線の期間はこれがおすすめ!」という設定はないので、自分の取引パターンにあったものを選ぶ必要があります

自分が分析が行いやすい期間に設定すればいいのですが、基本的には以下のような数値で短期・中期・長期の3パターンに分類されます。

短期移動平均線 5・7・10・14・25など1ヵ月以内
中期移動平均線 50・75など2~3ヵ月
長期移動平均線 100・200など半年以上

日足を使う場合は期間5・25・75・200がおすすめ

日足を使う場合は期間5・25・75・200がおすすめです。

期間5・25・75・200という移動平均線は日足で考えると、以下のような期間になりますね。

期間5 月曜日から金曜日までの1週間の市場が開いている時間
期間25 およそ1ヵ月に該当
期間75 およそ3ヵ月に該当
期間200 1年に該当(休日を除くと市場が開いているのは200日前後)

期間5は、月曜日から金曜日までの1週間の市場が開いている時間の平均値を表した移動平均線になります。

期間25はおよそ1ヶ月なので、月ごとの平均値の推移がわかりますね。

期間75はおよそ3ヶ月に該当するので、より長いスパンでトレンドをみたい時に効果的です。

期間200はほぼ1年ですので、年単位での傾向を捉えたい時につかいます。

週足を使う場合は期間13・26・52がおすすめ

週足を使う場合は期間13・26・52がおすすめです。

期間13・26・52という移動平均線は週足で考えると、以下のような期間になりますね。

期間13 およそ3ヵ月に該当
期間26 およそ6ヵ月(半年)に該当
期間52 およそ1年に該当

期間13はおよそ3ヵ月に該当するので、長期保有の際の直近の傾向を見る時に利用します。

期間26になるとおよそ6ヵ月(半年)に該当するのでもうすこし長期的なトレンドを察知できます。

期間52ならおよそ1年に該当するので、期間52でトレンド出ればかなり強いトレンドと言えます。

どの時間足でも応用が効く期間10・20・21・40

日足や週足ではなく他の時間足で使う場合には、期間10・20・21・40といった期間設定を利用してみるのがおすすめです。

10や20などの期間は市場が1週間に開いている5日の倍数なので、移動平均線の期間に設定しているトレーダーが多くなっています。

それでは、21というキリの悪い数字がなぜおすすめなのかといいますと、フィボナッチの黄金比に21は含まれていて、専門家も投資家も注目する数字となっているからです。

手法によって最適な期間設定は違うので、上記の期間設定を試しつつ、自分の手法にあった設定を見つけてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は海外FX業者XMで利用できる移動平均線について解説していきました!

移動平均線は、トレードをより快適に行うための大きな手助けとなるツールです。

是非この機会に移動平均線を利用してみてくださいね。

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