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みなさん、こんにちは!

今回は、「トレード実践解説」ということで、05/08~05/13のUSD/JPY相場で行なったトレードについての解説をしていきます。

今回のトレードでのポイントは以下の通りです。

今回のトレードから学ぶべき3つポイント
  • 経済指標発表時のみの取引を禁止しているFX業者もある
  • 経済指標発表時はスリッページが起こる可能性もある
  • 経済指標発表後にできた流れは短期的な可能性が高いので、早めに切り上げる

初心者でも真似できるトレードなので、ぜひ参考にしてくださいね。

先週(05/01~05/05)のUSD/JPY相場の振り返り

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【先週注目だった経済指標・イベント】

発表日 時刻 イベント 結果
5/1 23:00 4月ISM製造業景気指数 47.1
5/4 3:00 FOMC政策金利 5.00%-5.25%
5/5 21:30 4月非農業部門雇用者数 25.3万人

【先週の相場表】

日付 始値 高値 安値 終値 前日比
5/1 136.275 137.55 136.185 137.475 1.22
5/2 137.505 137.785 136.3 136.595 -0.88
5/3 136.575 136.58 134.795 134.835 -1.76
5/4 134.655 134.89 133.485 134.275 -0.56
5/5 134.26 135.13 133.87 134.86 0.585

米国の雇用統計とその影響

最近の米国の雇用統計の発表は、多くの業界において労働力の確保が順調に進み、肯定的な結果を示すものでした。

この発表が市場に与えた影響は大きく、投資家たちの間では米国連邦準備制度理事会(FRB)による年内の金利下げの可能性が低いという見方が強まったのです。

この意見は金融マーケットの大勢の意見となり、広く受け入れられました。

米国のインフレ指標と金利見通しの変動

しかし、その後発表された米国のインフレ指標は、物価上昇率が一定の上昇を示す一方で、それが加速度的なインフレを引き起こす状況にはないと解釈されました。

これにより、投資家たちは再度、FRBによる年内の金利下げの可能性について活発な議論を始めました。

一週間という短い期間で金利の動向についての見解が大きく変動したのは、市場の予測を難しくする重要な要素となり、かなり混乱した様子が見て取れます。

為替市場での米ドル/円の動き

為替市場においても、米ドル/円の動きは一進一退を続けました。

一時的には135.470円まで米ドルが上昇し、投資家たちの間で強気の見方が増えました。

しかし、その後米国の金融システムへの不安が再び浮上し、米ドルは133.742円まで下落しました。

米国の債務上限問題と市場への影響

さらに、米国の債務上限引き上げ問題については、先週は大きな動きが見られました。

バイデン大統領と議会共和党の幹部の間で会談が行われましたが、この問題について大きな進展が見られることはありませんでした。

そのため、議論は次週に持ち越されることになり、市場の不確実性が一段と高まりました

この状況において、投資家たちは今後どのような展開になるかを注視しています。

今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場のファンダメンタルズ

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【今週注目の経済指標・イベント】

発表日 時刻 イベント 予想
5/10 21:30 4月消費者物価指数(前年比) 5.00%
5/11 21:30 4月生産者物価指数(前年比) 2.30%
5/12 23:00 5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

ドル・円為替レートの動向

2023年5月9日、ドル・円の為替レートは、東京市場では一時135円32銭までドル高・円安となるなど活発な動きを見せました。

しかしその後、ドルは徐々に売られ、134円72銭まで下落しました。

対照的に欧米市場ではドルが力を取り戻し、134円77銭から135円36銭まで上昇し、取引を135円23銭で終了しました。

10日のドル・円は主に135円台での推移が見込まれ、米国のインフレ持続を警戒する動きからドルの下げ渋りが予想されます。

FRBの発言と市場の反応

FRB(ニューヨーク連邦準備銀行)のジョン・ウィリアムズ総裁は9日、「利上げが終わったとは言っていない」、「追加的な政策引き締めが適切であれば、そうする」というコメントを発表しました。

【FRBとは?】

FRBはアメリカの中央銀行システムで、金融安定、物価安定、フル雇用の達成を目指し、金利政策の設定、通貨発行、金融機関の監督などを行います。

その政策は世界経済に影響を与え、特にFOMCの利率決定は国際的な注目を集めます。

このコメントは、インフレ圧力の大幅な低下は期待できないという市場の観測と合致しています。

また、米国の債務上限引き上げ問題や金融システムに関する不確実性が米長期金利の上昇を抑制し、追加利上げを阻む要因となっています。

しかし、5月末までに米債務上限の引き上げが実現した場合、市場の利下げ予想は一段と後退し、追加利上げの可能性がさらに高まると見られています。

その一方で、10日に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)が注目され、市場予想を上回るインフレ率となった場合、ドル買いが強まる可能性があります。

ユーロについて

一方、ユーロ・ドルは1.0986ドルから1.0941ドルへと下落しましたが、欧州中央銀行(ECB)のタカ派的な発言を受けて、ユーロ安は一旦一服しました。

また、ユーロ・円も148円41銭から147円89銭まで下落した後、148円台前半まで戻るなど一定の回復を見せました。

米国4月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えて

米国4月の消費者物価指数(CPI)は、21時30分に発表される予定です。

この指数は、消費者が購入する約200品目の価格の変化を調査したもので、インフレ動向を見る重要な指標となります。

【消費者物価指数(CPI)とは?】

消費者物価指数(CPI)は、日常の商品やサービスの価格変動を追跡し、物価の動きを示す経済指標です。

食品や住宅など多岐にわたるカテゴリーを含み、インフレやデフレの判断、金融政策の策定、社会保障や税の調整に利用されますが、新製品の導入や個人の購買行動の違いは完全には反映されない限界もあります。

それでもCPIは経済状態を理解するための基本的な指標とされています。

FRBのパウエル議長は、アメリカ経済のハードランディング(経済が急速に減速する状況)を回避しようとしていますが、その可否は中小企業や商業用不動産の悪化、債務上限引き上げ問題などにより不透明です。

今回のCPIがインフレ抑制への期待を高めるかどうかが注目されています。

続く市場の注目点

今後は、10日に発表される米国の4月消費者物価指数(CPI)を受けて、市場の様子見ムードが続くと見られています。

FOMCで示唆された利上げ停止の見方と、強い米雇用統計によるドル買いの動きが交錯する中、ドル・円の動向は方向感を欠いています。

CPIが市場予想を上回った場合、6月のFOMCでの利上げ観測が強まり、ドル・円への上昇圧力が加わる可能性があります

【FOMCとは?】

FOMCはアメリカの連邦準備制度の下で金融政策を決める主要な組織で、金利調節と流動性管理を目的とした公開市場操作を監督します。

12人のメンバーで構成され、年8回の定例会合をワシントンD.C.で開催し、必要に応じて臨時会合も行います。

日本経済の現状と今後: COVID-19対策の影響と消費者物価指数の動向

日本の1-3月期GDPに関しては、市場の見方は概して慎重です。

具体的な成長予想値は控えめではありますが、それはCOVID-19に対する対策が徐々に緩和され、それに伴い経済の回復が予想以上に進行しているという可能性を示唆しているためです。

このような状況が現れた場合、日本銀行が行っているイールドカーブコントロール(YCC)の修正に向けた期待が高まることも想定されます。

【イールドカーブコントロール(YCC)とは?】

イールドカーブコントロール(YCC)は、中央銀行が長期金利を直接目標に設定し、市場の金利変動を抑えて金融環境を安定させる政策です。

これは、中央銀行が国債を買い入れることで特定の期間の金利をコントロールする手法で、日本銀行が2016年に導入した新しい金融政策の一つです。

オーストラリア中央銀行もこの政策を採用しています。

これは19日に発表される全国消費者物価指数にも影響を及ぼす可能性があります。

ここで、マーケットからはインフレ率がどの程度にまで上昇するのかという点について特に大きな関心が寄せられています。

米国の金融政策と市場の動向: FRB議長の発言に注目

米国では、FRB議長の公の場での初コメントが非常に注目されています。

これは、雇用統計の発表と6月のFOMCにおけるインフレ見通しの維持が明確化した後の事で、マーケットがどのように反応するかが大きな焦点となっています。

5月3日のFOMC後の会見では、議長は「データに基づいたアプローチを採用する」と明言し、「労働市場は依然として非常に厳しい状況にある」との見解を示しました。

ここから、議長の見解に何らかの変化が見られるかどうかが大きな焦点となります。

しかし、インフレが目標値の2%を大幅に超える現状は変わらず、市場全体の弱気な見方が急激に高まるとは考えにくいです。

しかしながら、米ドルが反発し、上昇トレンドに転じる可能性は否定できません。

今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場のトレード事例の背景

次に、今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場で実際に行なったトレードがどのような判断で行われたのかを詳しく解説していきます。

今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場の日足

以下の画像は、USD/JPY相場の日足を表示したチャートです。

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長く続いていた下降トレンドが終わり、反転したかに見えたが3/8につけた高値を越えられず、米ドル/円は、3月24日の129.647円を基準に現在は上昇トレンドが続いています。

今は、137.700円あたりのレジスタンスを越えられるかが日足単位でのポイントとなっています。

5月2日に記録した高値(137.770円)からの下落幅の61.8%の回復レベル、つまり136.140円を超えると、上値の抵抗力が強まると考えられるでしょう。

これを超えれば再び力強く上昇する可能性もありますが、このレジスタンスは分厚そうな気がします。

デフォルトが執行されるかどうかで、大きな動きを見せる可能性があるので引き続きファンダメンタルズには要注意です。

【デフォルトとは?】

デフォルトは債務者がローンや債券の返済を怠ることで、個人、企業、国家レベルで発生し得る状態です。

完全、技術的、部分的デフォルトがあり、信用リスクの一環として貸し手にとって重要です。

デフォルトは債権者の損失や債務者の信用評価の低下を招き、資金調達コストを増加させるため、避けるための措置が取られます。

今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場の15分足

次に、今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場の15分足チャートを表示させた以下の画像をご覧ください。

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米CPI発表後にドル売りが加速し、窓が発生していることがわかります。

一目均衡表の雲も分厚くでており、下降の気配がかなりします。

ただし、ボラティリティが高くなっているので、あまり長期間の保有ではなく、短期間で利益を狙っていきたいと思います。

今週(05/08~05/13)のUSD/JPY相場のトレード

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上記の画像は、今週(05/08~05/13)のUSD/JPYの30分足のチャート画面です。

青丸のところが今回のトレードでエントリーしたポイント、赤丸がイグジットしたポイントです。

エントリーは134.542円、イグジットは134.156円となりました。

38.6pipsと前回よりは控えめな利幅ですが、短期間でのトレードと考えれば十分な利益といえるでしょう。

経済指標発表後にできた流れは短期的な可能性が高いので、早めに切り上げる」というルールを設けているため、本来は、一目均衡表の雲をブレイクするまでは見届けるところを早めに切り上げています。

実際にはその後133.745円までは下がったのですが、いつか利益に目が眩んでトレードルールを無視すると痛い目に遭います。

ローソク足の実態の幅が狭くなり、トレンドの勢いがなくなってきたところで今回は決済しました。

【トレード詳細】

項目 詳細
ポジション ショート(売り)
エントリーポイント 134.542円
イグジットポイント 134.156円
保有ロット数 1ロット(100,000通貨)
トレード損益 36,800円

短い期間で確実に利益をあげれたのが今回のトレードです。

では、なぜこのような結果になったのでしょうか?

今回のトレードから学ぶべきポイントについて考えていきましょう。

今回のトレードから学ぶべき3つポイント

今回のトレードから学ぶべき3つのポイントは以下の通りです。

今回のトレードから学ぶべき3つポイント
  • 経済指標発表時のみの取引を禁止しているFX業者もある
  • 経済指標発表時はスリッページが起こる可能性もある
  • 経済指標発表後にできた流れは短期的な可能性が高いので、早めに切り上げる

それぞれ順番に、詳しい内容を解説していきますね。

経済指標発表時のみの取引を禁止しているFX業者もある

金融取引においては、経済指標の発表が市場に大きな影響を及ぼすことがよくあります。

このため、一部のFX業者では、これらの指標発表時にトレードを行わないことを推奨し、さらには一時的に取引を禁止することもあります

これは、予測困難な市場の急激な変動によって投資家が大きな損失を被ることを防ぐための措置です。

特に、米国雇用統計など世界中の為替に大きな影響を与える経済指標の発表後では、数分で100pipsのレート変動が起こることも稀ではありません。

また、海外FXではほとんどの業者がゼロカットシステムを採用しています。

皆がゼロカット頼りに無茶なトレードをして、大きな損失を出してしまうとブローカー側が破綻してしまう可能性もあります。

そのため、取引を行う際は事前に業者のルールを確認し、指標発表時の取引の可否を理解しておくことが重要となります。

ちなみにXMでは、経済指標発表前後であってもトレードが禁止されることはありません

指標トレードをしてみたいという方は、ぜひXMで試してみてください。

経済指標発表時はスリッページが起こる可能性もある

経済指標の発表は、通常、市場のボラティリティ(価格変動の幅)を増大させます。

これにより、「スリッページ」(注文価格と実際の約定価格の間に生じるずれ)が起こる可能性が高まります。

スリッページは、予期せぬ損失を生じさせるリスクを含むため、経済指標発表時には十分な注意が必要となります。

可能な限りスリッページを避けるためには、発表前後の取引は控えめにし、注文方法やリスク管理の工夫も求められます。

経済指標発表後にできた流れは短期的な可能性が高いので、早めに切り上げる

経済指標の発表後に生じる市場の動きは、その情報の新鮮さと重要性により一時的なものであることが多いです。

そのため、指標発表後の取引では、利益を確保した段階で早めにポジションを閉じることが良い戦略とされています。

この短期的な流れに乗ることで利益を追求する一方で、市場が一転して逆方向に動くリスクもあるため、取引は慎重に進め、適切なタイミングで利益を確定することが重要となります。

経済指標でできた波に乗って利益をあげよう

いかがだったでしょうか?

今回は経済指標でできた波を狙った実際のトレードを解説していきました。

ファンダメンタルズ分析はたくさんの専門家がレポートを公表しているため、初心者でも簡単に情報を得ることができます。

このトレードを参考にして、自分のトレードに活かせる部分を活用してくださいね。

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