今朝、パソコンを開いてドル円のチャートを見た瞬間、思わず前のめりになった。数日前に156円台の値動きを記事にしたばかりなのに、今日は153円台まで水準が落ちている。夜のうちに日銀の利上げ観測が流れ、円買いが一気に強まったらしい。今週はECB理事会と米CPIも控えていて、材料が重なる分だけ判断は慎重にしたい。まずは保有中の検証ポジションの有無から確認する。
保有中の検証ポジションはゼロ
記事を書く前に、サーバー側で完了している全件点検の結果をまず読む。今回の点検時点(2026年9月9日8時42分)でopenのまま残っている検証ポジションは0件だった。継続日数を気にする保有もなく、今日は文字通りゼロからの判断になる。
トレード記録の累計成績
現在公開中のトレード記録の判定結果をまとめています。
- 判定済み
- 0
- 保有中
- 0
- 最古の保有
- –
- 勝率
- –
- 累計 pips
- 0
- 最大DD pips
- 0
- PF
- –
- 見送り
- 2
- 未発注
- 0
- 判定不能
- 0
損益pipsは想定エントリー価格と決済価格から計算しています。勝率・PFの対象は決済済みの記録です。
- 記録上の資金残高
- 1,000,000円
- 初期資金
- 1,000,000円
- 累計損益
- 0円
- 初期資金からの増減
- 0.00%
決済済みの記録はまだありません。
資金はロットと円換算レートを事前に記録した取引が対象です。円換算は記録作成時のレートで固定し、手数料・スプレッド・スワップは含みません。
累計の勝敗や損益はこのブロックが記録から自動で描く数字が正本になる。新しい判定が出るたびに反映される仕組みなので、個別の結果をここで数え直すことはしない。
一夜で強まった円買いと日銀報道
昨夜19時39分、共同通信が伝えた内容によると、日銀は9月17日・18日の金融政策決定会合で政策金利を現在の1.0%程度から1.25%程度へ引き上げる方向で調整しているという(みんかぶFXの記事)。実現すれば6月会合以来3か月ぶりの利上げで、2024年3月にマイナス金利を解除して以降ではもっとも短い間隔での追加利上げになる見通しだそうだ。日本銀行の公表予定ページでも9月17日・18日に会合が組まれていることを確かめられ、18日15時30分から総裁の定例会見も予定されている(日本銀行の公表予定)。
この報道を受けて、今朝のドル円は円買いが強まっているようだ。直近の1時間足(この9日ほど)を取得すると、高値160.405円から安値152.907円まで値を崩し、直近の終値は153.501円だった。みんかぶFXの本日の見通し記事では、短期間で大きく値を崩したことへの警戒感とともに、行き過ぎた反動で152円台を再び試す可能性が指摘されていて、上値のめどは154円前後としている(みんかぶFXの記事)。同記事によれば、ベッセント米財務長官は「円相場で私と賭けをすればいい、私には情報がある」と述べ、投機的な円売りをけん制したとも伝わっている。9日朝までのNY市場ではダウ平均が628.18ドル安(速報)と大きく下げていて(ザイFX!の記事)、株安を受けた質への逃避も円買いの一因になったのかもしれない。
週足は上向き、日足は崩れ、4時間足は下向き
感覚だけで判断したくないので、実際にXMで取引できる時間帯の確定足を取得して数値で確認した。週足を110本取ると、20MAが159.304円、50MAが157.319円、100MAが153.272円で、20MA>50MA>100MAの順にきれいに並んでいる。100MAも5本前の152.641円から153.272円へ上がっていて、週足だけを見れば上向きに整列した状態が続いている。

ところが日足(143本、2月下旬から9月9日まで)は20MAが158.195円、50MAが160.015円、100MAが159.808円で、50MAがいちばん上に来てしまい上にも下にもきれいには並ばない。100MAの向きも5本前の160.023円から159.808円へわずかに下がっていて、方向感がはっきりしない。50MAと100MAの差はわずか0.207円まで縮まっていて、ここからもう一段円高が進めば50MAが100MAを下回り、日足も下向きにそろう可能性がある。

さらに4時間足(172本、7月29日から9月9日まで)を見ると、20MAが154.927円、50MAが157.600円、100MAが158.360円と20MA<50MA<100MAの順に並び、100MAも5本前の158.623円から158.360円へ下がって下向きに整列している。週足という大きな流れではまだ円安トレンドの範囲内にいるのに、この1か月半ほどの4時間足では円高方向にはっきり傾いている。

3つの時間足を並べると、今のドル円の姿がよくわかる。
| 時間足 | 20MA | 50MA | 100MA | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 週足(W1) | 159.304円 | 157.319円 | 153.272円 | 上向きに整列 |
| 日足(D1) | 158.195円 | 160.015円 | 159.808円 | 整列せず |
| 4時間足(H4) | 154.927円 | 157.600円 | 158.360円 | 下向きに整列 |
エントリー可否の判断
この手法では週足・日足・4時間足の3つで20MA・50MA・100MAが同じ向きにそろっていることを新規エントリーの必須条件にしている。日足がそろわなかった時点で、この条件は満たせない。

ECB理事会を控えるユーロドルも念のため確認した。週足は50MA>20MA>100MA、日足は20MA>100MA>50MA、4時間足は100MA>20MA>50MAと、そもそもどの時間足も順序が整っていなかった。USD/JPY以上に条件から遠く、今日はどちらの通貨ペアにも新規エントリーの根拠が立たなかった。
正直、日銀の利上げ観測がここまではっきり効いてくるとは思っていなかった。週足の上昇トレンドはまだ壊れていないのに、日足と4時間足だけが急に円高側へ傾いている。この状態で上位足の流れに乗るつもりで買いを打てば、短期の逆行に巻き込まれかねない。かといって4時間足の下向きだけを根拠に売るのも、週足の整列を無視することになる。迷った末、今日は見送るのがいちばん納得できる結論だった。
今週はECBと米CPI、来週は日銀
みんかぶFXの経済指標カレンダーで確認すると、今日9日10時30分に中国の8月消費者物価指数(前回0.5%、予想0.9%)と生産者物価指数(前回3.5%、予想3.6%)が発表される(経済指標カレンダー)。10日21時15分にはECBの政策金利発表が控えていて、現在の2.40%から2.65%への引き上げが市場予想として示されている。ECB公式サイトのカレンダーでも、理事会がドイツ・ベルリンで9日から10日にかけて開かれ、10日に決定と会見が行われることを確かめられた(ECB Governing Council calendar)。さらに11日21時30分には米国の8月消費者物価指数の発表もある。前月比の市場予想は0.4%だ(前掲の経済指標カレンダー)。
そして来週17日・18日には、今回の利上げ観測の答え合わせとなる日銀の金融政策決定会合が控えている。指標とイベントがこれだけ重なる週に整列も崩れたまま無理にポジションを持つと、結果が良くても悪くても「なぜそう動いたか」を自分で説明できなくなりそうで怖い。だからこそ、今日のような日は素直に見送りたい。
次にドル円を見るときは、日足の50MAが100MAを下回って3段そろうか、逆に4時間足の終値が100MA(158.360円)を上に抜けて定着し週足側に寄り戻すかを確認したい。どちらかが起きれば、上位足と短期足の対立は解消される。指標の予定は毎回自分の目で確かめてから動きたいので、XMの経済指標カレンダーを今週も毎朝チェックするつもりだ。
週足だけを見ていれば強気でいられたのに、日足と4時間足を並べた瞬間に迷いが生まれた。この迷いを無視せず、今日は見送りという形で記録に残しておく。ECB理事会と米CPIを経てどちらに転ぶか、来週の日銀会合まで含めて、整列がそろうタイミングを焦らず待ちたい。
