ここではXMの「ゼロカット」に関する情報をご紹介しています。
ゼロカットというのは取引でマイナスになった残高を、ゼロにリセットしてくれるというシステムのことです。
しかし、時折「残高がマイナスになったのにリセットされない」といったことも起こります。(私はほとんどありませんが…)
そこで、この記事では以下の2つの点を解説していきたいと思います。
- ゼロカット(マイナス残高リセット)がされるタイミング
- ゼロカットがされない時の原因
ぜひ、XMの口座開設をこれからおこなうという方は、参考までにチェックしていってください。
XMでゼロカット(マイナス残高リセット)がされる4つのタイミング
XMには「マイナス残高リセット」というシステムが採用されています。
これは他の海外FXサイトにおける「ゼロカットシステム」と同じものです。
ゼロカットというのは取引によってマイナスになった残高をゼロに戻してくれるというもので、つまりはFX業者側がマイナス額を補填しているのと同義となります。
これは海外FXサイト独自のシステムで、国内FX業者では採用されていません。
だからこそ私はXMをオススメしているのですが、
「このゼロカットが発生する条件やタイミングというのはどういった感じになっているのか?」
ということも事前に知っておいた方が良いので、ここで説明をしていきます。
なお、ゼロカットが発生するタイミングは以下の4つです。
- 自動的にリセットされる
- マイナス残高の口座に入金をする
- XMPをクレジットボーナスに変換させる
- 追加口座から資金振替をおこなう
最初の「自動的にリセットされる」以外は、自分でアクションを起こすことで強制的にゼロカットを発生させる方法です。
その詳しい内容をご紹介していきますので、どうぞご覧ください。
①自動的にゼロへとリセットされる
まずXMの場合、基本的には残高がマイナスになると「自動的にゼロへリセットされる」ようになっています。
これは私の実体験を基にした感覚ですが、
だいたいマイナス残高になってから1時間くらいでゼロに戻っていることが多いですね。
なお、自動的にリセットされない場合は、何度かXMのマイページ上でリロードすると反映されることもあります。
しかし、それでもマイナス残高がリセットされない時というのは、
自分でアクションを起こすことでゼロカットシステムを強制的に適用させることも可能です。
②マイナス残高の口座に入金をする
残高がマイナスになった場合は、その口座に追加で入金をおこなうとゼロカットが適用されます。
XMの場合はクレジットカードやビットウォレットからの入金が最低500円から出来ますので、
500円だけ入金すれば口座残高がゼロへと戻り、その後にプラス500円が反映されます。
ただし、追加で入金する場合は以下の点に注意をしてください。
追加入金でゼロカットが適用されないケース | 参考例 |
【ケース①】 現金残高はマイナスだが、クレジットボーナスがそのマイナスを上回る額になっている |
現金:‐5,000円 クレジット:+10,000円 合計額がプラス5,000円となるため、ゼロカットの対象にはならない |
【ケース②】 現金残高がマイナスだが、クレジットボーナスを使っての注文で利益が出ている |
現金:-5,000円 クレジット:+6,000円 保有ポジション利益:5,000円 未実現損益と有効証拠金の合算がプラス6,000円となるため、ゼロカットの対象にならない |
この2つのケースのうち、ケース①の場合で10,000円を追加入金したとしましょう。
そうすると、考え方と実際のお金の動きは以下のようになります。
- まず現金残高のマイナスをクレジットから補填する(現金:0円 クレジット:5,000円となる)
- その上で追加入金の1万円が反映される(現金:10,000円 クレジット:5,000円)
つまりクレジットの10,000円は現金のマイナス額と相殺されるので、そのまま残すことは出来ないということですね。
次にケース②について同じように流れを見ていきます。
- 現金残高のマイナスは保有ポジションの利益と同額であることからマイナスと認められない
- そのため10,000円を入金するとマイナス5,000円と相殺する形になる(現金:5,000円 クレジット:6,000円 保有ポジション利益:5,000円)
- この場合はゼロカットによる補填はどの金額にも適用されないので注意
このように保有するポジションで利益が出ている場合はゼロカットが適用されませんので、
必ずポジションを決済してから追加入金をおこなうようにしましょう。
なお、上記ケース②の場合で利益が4,000円の時に決済したとすると以下のようになります。
- 現金残高のマイナス5,000円に対して決済した保有ポジションのプラス4,000円が加えられる(現金:-1,000円 クレジット:6,000円 保有ポジション利益:0円)
- 追加で10,000円を入金するとクレジットから現金のマイナスが相殺され、その後に入金した額が反映される(現金:10,000円 クレジット:5,000円)
以上がゼロカットが適用されないケースとその際のお金の動きです。
簡単に言えば「現金残高がマイナス、さらにクレジットボーナスもない時」にゼロカットは発生するということです。
この場合は追加入金をすることですぐにゼロカットが実行され、入金した額もマイナス分と相殺されることなく反映されます。
③XMPをクレジットボーナスに変換させる
追加で入金をするのが面倒という時にとても便利なものがXMPです。
XMPはXM独自のポイントプログラムなのですが、取引をするごとに貯まっていきます。
また、XMは「XMP÷3=クレジット(ドル)」の割合で口座に移すことが可能です。
つまり、マイナス残高になった口座へXMPで1ドル分を入れれば、ゼロカットが発生するということですね。
これが一番効率の良い方法なので、ぜひ覚えておいてください。
④追加口座から資金振替をおこなう
XMではひとりに付き8口座まで持てるようになっています。
そのため、別の口座に資金があるのであれば資金振替をおこなうことでもゼロカットを発生させることが可能です。
ただし、口座間での資金移動にはボーナスの消失が伴いますので、実際におこなう際には注意しましょう。
※移動させる現金と口座残高の割合によってボーナスの消失額は変わる
(口座残高10,000円から1,000円を別の口座に移動させるとその割合は10%なので、クレジットの残高も10%が消失する)
XMでゼロカットが履行されない・リセットされない条件について
XMでゼロカットが履行されない・リセットされない時の条件は2パターンです。
先ほども軽く触れましたが、こちらでも解説しておきたいと思います。
①クレジットボーナスの残高がある
現金の残高がマイナスとなっても、そのマイナス分以上のクレジット残高がある場合はゼロカットが履行されません。
そのため、現金残高のマイナスをゼロにしたい場合はクレジットの残高で補填するしかありません。
②保有中のポジションがある
保有中のポジションがある場合は、そのポジションを決済するまでゼロカットは履行されません。
なお、決済した時の利益(損失も)は現金残高の方に反映されます。
その結果、マイナス残高がプラスに転じれば当然ゼロカットは発生しませんし、
マイナス残高のままでもクレジット額と合計した時に残高がプラスならゼロカットの対象にはならないということです。
まとめ
今回はXMに搭載されている便利なシステム「マイナス残高リセット」についてご紹介してきました。
マイナス残高がリセットされるというのは非常にありがたいことですが、
その発生条件を正しく知っておかないと追加入金をした時に損をすることがあります。
ぜひ、こちらの内容を参考に実際の取引へと臨んでください。