
#image_title
みなさん、こんにちは!
今回は、「トレード実践解説」ということで、04/17~04/21のUSD/JPY相場で行なったトレードについての解説をしていきます。
今回のトレードでのポイントは以下の通りです。
- 雲行きが怪しい時には利確・損切りをする
- 押し目買いはエントリータイミングが重要
- レジサポ転換は多くのトレーダーが狙っているポイント
FX初心者の方には知っておいてほしい内容になっているので、ぜひ目を通していってくださいね。
先週(04/10~04/14)のUSD/JPY相場の振り返り
【先週注目だった経済指標・イベント】
発表日 | 時刻 | イベント | 結果 |
---|---|---|---|
4/12 | 21:30 | 3月消費者物価指数(前年比) | 5.00% |
4/13 | 3:00 | FOMC議事要旨 | – |
4/14 | 21:30 | 3月小売売上高(前月比) | -1.00% |
【先週の相場表】
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
---|---|---|---|---|---|
4/10 | 132.035 | 133.885 | 131.835 | 133.62 | 1.39 |
4/11 | 133.555 | 133.805 | 132.96 | 133.685 | 0.065 |
4/12 | 133.695 | 134.05 | 132.715 | 133.13 | -0.555 |
4/13 | 133.105 | 133.4 | 132.01 | 132.56 | -0.57 |
4/14 | 132.59 | 133.85 | 132.155 | 133.78 | 1.22 |
ドル円:FOMCによる追加利上げ観測と米国の経済指標が相場に与える影響
ドル円は、5月3日に開催される予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げが見込まれることを背景に、131.83円から134.05円へと上昇しました。
この上昇は、市場参加者たちが米国の金融政策の引き締めを予想し、ドル買いポジションを積み上げたことによるものです。
しかしながら、米国の3月の消費者物価指数(CPI)が前年比5.0%、生産者物価指数(PPI)が2.7%にとどまり、市場予想を下回る伸び率が鈍化したことを受けて、ドル円は132.02円まで下落しました。
このような経済指標の発表は、市場の金利観測やインフレ期待に影響を与えるため、為替相場にも大きな波及効果を持ちます。
また、その一方で、米国の10年債利回りは、経済指標の鈍化や市場の利上げ観測の後退を受けて、3.45%台から一時的に3.33%台まで低下しました。
長期金利の低下は、投資家がリスク資産から安全資産へのシフトを行うことを示しており、為替市場においてもドル売り円買いの動きが広がったことが、ドル円相場の下落につながりました。
ユーロドル:欧州中央銀行のタカ派高官による追加利上げ主張が相場へ与える影響
ユーロドル相場において、欧州中央銀行(ECB)の複数のタカ派高官が、インフレ抑制のための追加利上げを主張したことが大きな市場の焦点となりました。
これらの発言は、インフレ圧力が継続しているとの懸念を示しており、ECBの金融政策が今後も引き締めを進める可能性があることを意味しています。
このようなタカ派高官たちの追加利上げ要求を受けて、市場参加者はユーロ買いポジションを積み上げる動きが見られました。
その結果、ユーロドル相場は1.0831ドルから1.1068ドルまで急上昇し、ユーロの強さを示す一因となりました。
また、ECBの追加利上げの可能性が高まる中で、ユーロ圏の長期金利も上昇傾向にあることが、ユーロの短期的な強さを後押ししています。
市場参加者は、今後のECBの金融政策やユーロ圏経済の動向に注目しており、今後もユーロ相場に影響を与える要因となることが予想されます。
ユーロ円:上昇傾向にある要因と市場の関心事
ユーロ円相場も同様に、143.81円から146.89円まで上昇する動きを見せており、欧州経済の回復期待や利上げ観測が影響していると考えられます。
この上昇傾向は、ユーロ圏の金融政策や経済指標の改善が、市場参加者に対してポジティブな印象を与えていることを示しています。
為替市場では、各国の中央銀行の利上げ観測や経済指標の発表が大きな影響を与えることが一般的です。
特に、ユーロ圏においては、欧州中央銀行(ECB)の金融政策やタカ派高官の発言が、ユーロの価値に大きな影響を与えています。
また、ユーロ圏経済の回復が順調に進むことで、ユーロに対する投資家の信頼感が高まり、ユーロ円相場にも上昇圧力がかかっていると言えます。
今後も為替市場では、中央銀行の金融政策の動向や経済指標の発表が、相場に大きな影響を与える要因として注目されるでしょう。
市場参加者は、これらの要因によって為替相場がどのように変動するかを見極めることが重要であり、その結果としてトレード戦略が決定されます。
今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場のファンダメンタルズ
【今週注目の経済指標・イベント】
発表日 | 時刻 | イベント | 予想 |
---|---|---|---|
4/20 | 21:30 | 4月フィラデルフィア連銀景況指数 | -19.40% |
4/20 | 23:00 | 3月中古住宅販売件数 | 450万件 |
4/21 | 22:45 | 4月製造業PMI・速報値 | 49.1 |
日米の経済指標と中央銀行決定が為替相場への影響
今週の為替相場は、米国の地区連銀経済報告や日本の3月コアコアCPI、貿易赤字の発表が注目されます。
また、4月のニューヨーク連銀景況指数やフィラデルフィア連銀景況指数なども市場の関心が高まる要因となりそうです。
ユーロドルにおいては、ユーロ圏の4月製造業・サービス業PMI速報値が意識されるでしょう。
予想される為替レンジは、ドル円が130.00-135.00円、ユーロドルが1.0900-1.1200ドルです。
ドル円:FOMCと日銀金融政策決定会合を見据えた展開
ドル円相場の今後の動向について、重要なイベントが控えています。
5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)と4月の日銀金融政策決定会合では、3月の消費者物価指数(CPI)が重要な判断材料になる見込みです。
3月のFOMC議事要旨での全員一致による0.25%の追加利上げ決定は、今後の金融政策の方向性を示唆しています。
また、米国の経済指標、特にNY連銀景況指数やフィラデルフィア連銀景況指数、住宅関連データにも注目が集まっています。
日銀総裁は、現在の政策枠組みの修正を考えていないと発言していますが、3月のコアコアCPIの動向は重要です。
ドル円相場は、日米の10年債利回り格差の縮小観測から上値が重い展開を見せていますが、下値は限定的とされています。
新年度を迎えた日本の機関投資家による外債投資や、3月の貿易赤字による円売り圧力も、市場の動きに影響を与える要因です。
ユーロドル:追加利上げ観測が底堅さを支える
ユーロドルは、インフレ率を抑制するために、5月4日の欧州中央銀行(ECB)理事会での0.50%の追加利上げ観測が底堅い動きを継続させる要因となりそうです。
経済指標については、ドイツの4月のZEW景況指数やユーロ圏の4月の製造業・サービス業PMI速報値が市場の関心を集めることが予想されます。
総じて、今週の為替相場は、米国と日本の経済指標や中央銀行の政策決定が重要な要素となります。
市場参加者は、これらの指標や発表を通じて、今後の為替相場の方向性を見極めることになるでしょう。
今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場のトレード事例の背景
次に、今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場で実際に行なったトレードがどのような判断で行われたのかを詳しく解説していきます。
今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場日足
以下の画像は、USD/JPYの日足を表示したチャートです。
チャートを見ると、下降トレンドを形成するかに見えた中で、直近の底値を越えられず、勢いが弱まっている状況です。
ダウ理論的に見ても下降トレンドが続かなかったという判断になります。
【ダウ理論とは?】
ダウ理論(Dow Theory)は、チャールズ・ダウ(Charles Dow)が提唱した、株式市場の動向を分析するための技術分析で、FXにおいても基本原則として利用されています。
ダウ理論は以下の6つの基本原則に基づいています。
- 市場はすべての情報を織り込んでいる:株価は市場参加者が持っているすべての情報を反映しており、これらの情報が価格に織り込まれることで市場は効率的に動くとされます。
- 市場は3つのトレンドに従って動く:主要トレンド(長期トレンド)、中間トレンド(中期トレンド)、短期トレンド(短期トレンド)の3つの異なる期間で市場が動くとされます。
- 主要トレンドには3つのフェーズがある:主要トレンドは「蓄積フェーズ」、「公共参加フェーズ」、「分配フェーズ」の3つのフェーズを経て展開するとされます。
- 平均株価指数は互いに確認しあう:ダウ理論では、株価指数(例えばダウ・ジョーンズ工業株30種平均とダウ・ジョーンズ鉄道株20種平均)が互いにトレンドの確認を行うことが重要だとされています。両方の指数が同じ方向に動くことでトレンドが確認されるとみなされます。
- トレンドは明確な逆転シグナルが出るまで継続する:ダウ理論によれば、市場トレンドは逆転の明確な兆候が現れるまで続くとされます。そのため、トレンドの逆転を予測することは困難であり、現在のトレンドに従って投資判断を行うことが重要です。
- 出来高はトレンドを確認する:出来高は、トレンドの強さや継続性を確認するための重要な指標とされています。価格が上昇(または下降)するときに出来高が増加することで、そのトレンドが継続する可能性が高いと判断されます。逆に、価格が上昇(または下降)するものの、出来高が減少している場合は、そのトレンドが弱まっている兆候となり、方向転換の可能性があるとみなされます。
下降トレンドに転じるかと思いきや、勢いが弱まり、そのままレンジ相場というのが現在の日足チャートです。
移動平均線も入り乱れフラットになり、三角持ち合いの形も見えてきています。
どちらかに大きく動くとかなりの勢いで相場が動く可能性もあるため、日足チャートだけをみるとトレード判断が難しい相場といえるでしょう。
今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場1時間足
次に、今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場の1時間足チャートを表示させた以下の画像をご覧ください。
1時間足では、133.800円のラインが以前から強く意識されているラインとして機能しています。
現在はレジスタンスとして機能していますが、このレジスタンスラインを超えて、レジサポ転換が行われた時が狙い目です。
【レジサポ転換とは?】
レジサポ転換(レジスタンス・サポート転換)は、テクニカル分析において、価格のレジスタンス(抵抗)ラインとサポート(支持)ラインが互いに入れ替わる現象を指します。
これは、市場参加者の心理が変化し、過去の売り圧力や買い圧力が逆転することを示しています。
具体的には、レジスタンスラインが突破された後、そのラインが新たなサポートラインとして機能することを指します。
これが今回使っていこうと思っている手法ですね。逆に、サポートラインが突破された後、そのラインが新たなレジスタンスラインとして機能することも指します。
この現象が起こる理由は、過去の価格水準において買い手と売り手のバランスが変わり、新たなサポートやレジスタンスが形成されるためです。
レジサポ転換を利用したトレード戦略では、突破後に転換したラインに価格が戻ってきた際に、そのラインをサポートやレジスタンスとして利用してエントリーや利益確定を行います。
レジサポ転換が起こる主な理由は、「市場参加者の心理」と「ポジションの変化」です。
市場参加者は過去の価格水準に基づき意思決定を行い、特定の価格帯での売買が繰り返されることで、レジスタンスやサポートラインが形成されます。
しかし、経済指標の発表や企業の業績などの要因で市場の心理が変わると、これらのラインが突破され、新たな価格バランスが生まれます。
レジスタンスラインが突破されると、ショートポジションを持っていたトレーダーは損切りや逆張りを行い、買い戻すことがあります。
これにより、買い圧力が増し、価格が上昇するのです。
価格が下がり、かつてのレジスタンスライン近辺に戻ると、多くのトレーダーがこの水準を新たなサポートと見なし、買い注文を出します。
この市場参加者の心理変化とポジションの変化の相互作用が、レジサポ転換を引き起こす主な原因です。
今回は、このレジサポ転換を狙って押し目買いを仕掛けていこうと思います。
今週(04/17~04/21)のUSD/JPY相場のトレード
上記の画像は、4/17~4/21のUSDJPYの30分足のチャート画面です。
今回のトレードでは、青丸のところでエントリーをして、赤丸のところでイグジットとなりました。
狙っていた通り、133.800円のレジスタンスラインを上抜けし、そのまままっていると、綺麗に押し目をつけてくれました。
押し目をつけて反発が確認された、青丸のところ(133.933円)でエントリー。
その後綺麗に上昇トレンドを形成してくれたら理想的だったのですが、そこまで伸びませんでしたね。
一度は高値を超えたのですが、2度目で上昇トレンドは失速。
このままレンジ相場になるか、133.800円付近まで戻ってきそうな流れだったので赤丸(134.705円)のところで一旦利確しました。
あとのチャートを見ても分かる通り、予想通り133.800円付近まで戻ってきているので、トレード判断としては正解になりました。
【トレード詳細】
項目 | 詳細 |
ポジション | ロング(買い) |
エントリーポイント | 133.933円 |
イグジットポイント | 134.705円 |
保有ロット数 | 1ロット(100,000通貨) |
トレード損益 | 74,600円 |
理想的なエントリータイミングでトレードを開始でき、無理をせず、良いタイミングでクローズできたというのが今回のトレードの総評です。
では、なぜこのような結果になったのでしょうか?
今回のトレードから学ぶべきポイントについて考えていきましょう。
今回のトレードから学ぶべき3つポイント
今回のトレードから学ぶべき3つのポイントは以下の通りです。
- 雲行きが怪しい時には利確・損切りをする
- 押し目買いはエントリータイミングが重要
- レジサポ転換は多くのトレーダーが狙っているポイント
それぞれ順番に、詳し内容を解説していきますね。
雲行きが怪しい時には利確・損切りをする
今回のトレードのように、狙い通りの展開でエントリーができたとしても、その後のチャートが予想通りに行くとは限りません。
為替市場では、不確定要素が多い時に利確・損切りを実施することが重要です。
たとえレジサポ転換後にエントリーが成功しても、市場は予想通りに動かないことがあります。
レジサポ転換がダマシである可能性や、政治的出来事、経済指標の発表による市場の大きな変動は、利益を失うリスクを高めます。
利確を遅らせると、市場の急変により利益が失われることも少なくありません。
損失が拡大する恐れがある場合も、迅速な損切りで資産を保護することが肝心です。
損切りを躊躇すると、損失がさらに拡大し、資産全体に悪影響を及ぼすことがあります。
損切りが遅れる理由を知っておこう
FXで損切りが遅れる主な理由は、情緒的な要因、期待値の誤り、無計画なトレード、知識不足、グリッドロックなどです。
これらを克服するためには、感情をコントロールし、明確なリスク管理計画を立て、市場の知識を深めることが必要です。
また、過去の損切りの遅れから学び、次のトレードで同じ過ちを繰り返さないように改善することが求められます。
基本的な損切りポイントの見つけ方については下記の記事で解説しているので、合わせてお読みください。
押し目買いはエントリータイミングが重要
押し目買いは、上昇トレンドの途中で一時的な値下がり(押し目)があった際に、そのタイミングで買いエントリーを行う戦略です。
ただし、押し目を見極めるのは容易ではありません。
エントリータイミングが早すぎると、まだ下落が続く可能性があります。
逆に遅すぎると、利益の取りこぼしが発生することがあります。
適切なエントリータイミングを見極めるためには、チャート分析やテクニカル指標を活用して、市場の反発ポイントを探ることが重要です。
XMなどの多くの海外FXブローカーではデモトレード機能を提供しているので、「押し目買いのエントリーの間隔がいまいちわからない」という方は、まずはデモトレードで練習してみるといいでしょう。
レジサポ転換は多くのトレーダーが狙っているポイント
先述したように、レジサポ転換とは、過去に支持されていた価格(サポート)が、その後の相場で抵抗となる価格(レジスタンス)に変わる現象です。
レジサポ転換が発生するポイントは、多くのトレーダーが注目し、エントリーや利確・損切りの判断を行うポイントとなります。
レジサポ転換ポイントを理解し、これを利用したトレード戦略を立てることで、相場の流れを読むスキルを磨くことができます。
ただし、他のトレーダーも同じポイントを狙っているため、競合が激しくなることもあります。
予想通りにいかない為替相場では、トレードルールをしっかりと定めて、自分の戦略に自信を持ち、リスク管理を徹底して実行することが大切です。
レジサポ転換後の押し目買いは初心者でも使いやすい手法
いかがだったでしょうか?
今回はレジサポ転換後の押し目買いを使った実際のトレードを解説していきました。
レジサポ転換後の押し目買いは、複雑な計算や余計なインジケーターを使わないシンプルな手法なので、初心者でも使いやすい手法です。
このトレードを参考にして、自分のトレードに活かせる部分を活用してくださいね。