複数の時間足チャートを見比べるトレーダーのイメージ

米CPI通過後もドル円の上位足対立解けず、検証ポジションは今日も見送り

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木曜のECB利上げに続いて、金曜夜には米CPIが出た。9日と昨日の記事で「週足は上向き、日足は崩れかけ、4時間足は下向き」とバラバラだったこの3つの時間足が、この大型イベントを経てどちらに動いたのか。土曜の朝、まずそれを確かめたくてチャートを開いた。

保有中の検証ポジションはゼロ

本文を書く前に、サーバー側で完了している全件点検の結果をまず読む。今回の点検(2026年9月12日6時8分時点)でもopenの検証ポジションは0件だった。継続日数を数える保有もなく、今日も白紙の状態から判断する。

トレード記録の累計成績

現在公開中のトレード記録の判定結果をまとめています。

判定済み
0
保有中
0
最古の保有
勝率
累計 pips
0
最大DD pips
0
PF
見送り
3
未発注
0
判定不能
0

損益pipsは想定エントリー価格と決済価格から計算しています。勝率・PFの対象は決済済みの記録です。

記録上の資金残高
1,000,000円
初期資金
1,000,000円
累計損益
0円
初期資金からの増減
0.00%

決済済みの記録はまだありません。

資金はロットと円換算レートを事前に記録した取引が対象です。円換算は記録作成時のレートで固定し、手数料・スプレッド・スワップは含みません。

累計の勝敗や損益はこのブロックが記録から自動で描く数字が正本になる。個別の結果をここで数え直すことはしない。

米CPI発表、ドル円は上下に大きく振れた

日本時間9月11日21時30分に発表された8月の米消費者物価指数は、総合が前年比+3.4%で市場予想通りだったが、コア指数の前月比は市場予想の+0.2%に対して+0.3%となり、上振れした。OANDA Japanの解説記事は「9月FOMC(9月15〜16日)での0.25%利上げの織り込みは発表前の71.5%から85.6%へ上昇」と伝えていて、コアの加速がFOMCでの追加利上げ観測を強めたことがうかがえる。

この結果を受けてドル円は乱高下した。財経新聞の記事によれば「ドル・円は154円48銭へ上昇後、153円44銭まで反落した」という。ザイFX!の速報でも発表直後に「ドル・円154.28円、ドル上昇」と伝えられていて、買いが先行したのは間違いない。ただ、その後は原油安を理由に売りへ転じたようで、結局は上に伸びた分をほぼ吐き出す往って来いになった。コアCPIの上振れで一瞬「これは強い動きになるかもしれない」と身構えたが、数十分でその期待は裏切られた格好だ。実際、直近の1時間足の終値は153.527円で、発表前とさほど変わらない水準に戻っている。

週足・日足・4時間足・1時間足を数値で再点検

感覚で判断したくないので、XMで取引できる時間帯の確定足を取得して数値で確認した。週足(105本)は20MAが159.307円、50MAが157.321円、100MAが153.273円で、20MA>50MA>100MAの順にきれいに並んでいる。100MAも5本前の152.641円から153.273円へ上がっていて、上向きに整列した状態が続いている。

USD/JPYの1week足ローソク足チャート。期間は2024-09-09 09:00 〜 2026-09-07 09:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 1weekの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/

ところが日足(115本)は20MAが157.656円、50MAが159.727円、100MAが159.697円で、50MAがいちばん上に来てしまい整列していない。昨日の記事では50MAと100MAの差が0.038円まで縮まっていたが、今日は0.030円とさらに一段狭まった。それでも逆転はしていない。100MAの向きも5本前の159.966円から159.697円へ下がっていて、方向感の定まらない状態が続いている。

4時間足(106本)は20MAが153.859円、50MAが155.608円、100MAが157.431円と20MA<50MA<100MAの順に並び、100MAも5本前の157.688円から157.431円へ下がって下向きに整列している。1時間足(119本)は20MAが153.934円、50MAが153.920円、100MAが153.839円で、並びだけを見ると20MA>50MA>100MAとなり週足と同じ上向きの順序に変わっている。ただ100MAの向きは5本前の153.876円から153.839円へ0.037円ほど下がっていて、この道具の判定基準では「整列せず」のままだ。並びが変わったこと自体は正直少し驚いたが、方向まで揃ったわけではないので、ここで評価を甘くするのはよくないと思い直した。

USD/JPYの4h足ローソク足チャート。期間は2026-08-19 02:00 〜 2026-09-12 02:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。取引時間外の3区間は詰めて描き、破線で位置を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 4hの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/
時間足20MA50MA100MA判定
週足(W1)159.307円157.321円153.273円上向きに整列
日足(D1)157.656円159.727円159.697円整列せず
4時間足(H4)153.859円155.608円157.431円下向きに整列
1時間足(H1)153.934円153.920円153.839円整列せず
週足は上向き、日足と1時間足は整列せず、4時間足は下向きに整列していることを示す比較図
週足は上向き整列、日足は50MAと100MAの差が0.030円まで縮小、4時間足は下向き整列、】1時間足は並びが上向きに変わったが100MAはまだ下向きで整列とは判定されない。

エントリー可否の判断:3つの手法を比較する

この手法では週足・日足・4時間足の3つで20MA・50MA・100MAが同じ向きにそろっていることを、順張りの新規エントリーの必須条件にしている。日足が整列しなかった時点で、この条件は満たせない。週足の上昇と4時間足の下降という対立は、CPIというイベントを挟んでも解消されなかったことになる。

レンジ参加についても確認した。日足の取得幅は高値163.981円から安値152.907円までで、これは往復するレンジというより一方向への下落基調に見える。CPI後の値動きも154.48円へ急伸してすぐ153.44円台へ押し戻される往って来いで、支持帯での明確な反発構造とは言いがたい。転換狙いについても、価格が反応した確かな支持ライン、あるいはそれを裏付けるアナリストの分析を見つけられなかったので、どちらの手法にも根拠を立てられなかった。

加えて、今日は土曜日でXMの取引時間外にあたり、新規に確定足のエントリーを取れるタイミングでもない。整列の根拠と時間の両方がそろわない以上、無理に入る理由はない。新規に建てる場合のロットは損切り幅から逆算する方針で、証拠金は検証用資金100万円の30%にあたる30万円を上限にしており、これを超える新規ポジションは建てない。今日はそのロット計算に進む前の、整列確認の段階で見送りを決めた形だ。

来週は日銀とFOMC、次に確認すること

日本銀行の公表予定ページによれば、金融政策決定会合は9月17日・18日に開催され、総裁の定例記者会見は18日15:30から予定されている。前述のOANDA Japanの記事にある通り、米FOMCも9月15〜16日に控えていて、コアCPIの上振れで利上げ織り込みが85.6%まで上がっている。来週は中央銀行イベントが立て続けに入るので、整列がここからどちらに転ぶにせよ、発表直前直後の値動きには普段以上に注意しておきたい。

経済指標の予定は自分の目で確かめてから動きたいので、XMの経済指標カレンダーは来週も毎朝チェックするつもりだ。

次にドル円を見るときは、日足の50MAが100MAを下回って3段そろうか、逆に4時間足の終値が100MA(157.431円)を上に抜けて週足側に寄り戻すかを確認したい。1時間足の並びが上向きに変わった点は小さな変化として覚えておきたいが、それだけで方向を決めるつもりはない。週足だけを見ていれば強気でいられるのに、日足と4時間足を並べるとまた迷いが生まれる。この迷いを無視せず、今日も見送りとして記録に残しておく。