どうもこんにちは!
まだまだ円安が続き、為替相場はかなり賑わっていますね。
今回は、そんな円安相場で、いつもと違った取引手法で利益を伸ばせたので解説していきたいと思います。
XMならMT4でさまざまなインジケーターが使えるので、今回の記事を参考にトレードしてみてくださいね。
相変わらずの円安ドル高相場
USD/JPYは相変わらずの円安ドル高そう相場です。
過去、稀に見る上昇により、とうとう135円を突破しました。
単純に考えれば、買いエントリーをしておけば利益が出るように思えますが、相場はそう簡単では、「ここまで上昇したのなら反転するのでは?」という恐怖感によりなくなかなかエントリーできません。
そんな強い上昇を見せているUSD/JPYで狙っていきたいのが、押し目買いです。
6月16日にその押し目をつけるチャンスが到来しました。
6月16日のファンダメンタルズ分析
16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落し、終値は132.21円と前営業日 NY 終値(133.84 円)と比べて1円63銭程度のドル安水準でした。
前日の米連邦準備理事会(FRB)に続き、スイス国立銀行(SNB)や英中銀(BOE)が利上げを決定し、世界中で積極的な利上げが進む中、世界経済の急速な冷え込みを警戒した投資家のリスク回避目的の円買い・ドル売りが優勢となりました。
スイスフランやポンドなど欧州通貨に対してドル安が進んだ影響も受けています。
6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や5月米住宅着工件数、前週分の米新規失業保険申請件数など、この日発表の米経済指標が軒並み低調だったこともドル売り要因となっています。
一時は 3.4910%前後まで急伸した米1 年債利回りが3.17%台まで急速に低下したこともドル売りを促し、一時 131.50 円まで値を下げました。
市場では「世界的な金融引き締め加速で、日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を一部修正するとの思惑が浮上している」「SNB のサプライズ利上げのように、日銀も政策修正のサプライズがあるかもしれない」との声もささやかれています。
ユーロドルは 3 日続伸。終値は 1.0549 ドルと前営業日 NY 終値(1.0444 ドル)と比べて 0.0105 ドル程度のユーロ高水準でした。
スイスフランやポンドに対してドル安が進むと、ユーロに対してもドル売りが先行。
米長期金利が低下に転じたこともユーロ買い・ドル売りを促し、前日の高値 1.0508 ドルを上抜けて一時 1.0601 ドルまで上値を伸ばしました。
市場では「注目イベントであった米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した安心感からポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入った」との指摘もあったようです。
なお、ドルスイスフランは一時 0.9632 スイスフランまで大幅に下落したほか、ポンドドルは 1.2406ドルまで上昇しています。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時 103.42 まで低下し、ユーロ円は続落、終値は 139.47 円と前営業日 NY 終値(139.76 円)と比べて 29 銭程度のユーロ安水準です。
欧州序盤に一時 137.85 円と5月31日以来の安値を付けたものの、NYの取引時間帯に入るとユーロドルの上昇につれた買いが優勢となっています。
円安ドル高相場での押し目買いを狙う
ファンダメンタルズ分析通りに、USD/JPYでの上昇の勢いが弱まり、6月17日は押し目買いを狙うのに絶好のポイントでした。
ただし、今まで使っていた移動平均線や一目均衡表は、こういった場面での押し目買いをするときに、エントリーポイントが見つけづらいインジケーターです。
そこで活用してきたいのが、RSIとストキャスティクスというオシレーター系のインジケーターです。
RSIとは?
RSIとはFXや株式投資などでつかわれるテクニカルチャートの一種です。
「Relative Strength Index」の頭文字をとってその名がつけられました。
「Relative Strength Index」を日本語に訳すと「相対力指数」になります。
RSIの役割としては、主に、買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標です。
RSIでは一定期間の上げ幅と下げ幅をもとに0〜100%の中で一本の線が推移します。
100%に近いほど買われすぎな傾向があり、逆に、0%に近いほど売られすぎな傾向にあるということがRSIによって判断できます。
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスは買われ過ぎ・売られすぎを視覚的に認識できるようにサポートしてくれるインディケータです。
日本語で「推計統計学」と呼ぶのですが、簡潔に言うと「過去一定期間の最高値と最安値から終値の水準を分析する」という役割になっています。
主に相場の過熱感を分析し、相場に勢いがなくなり反転するタイミングを狙う場面で利用します。
ストキャスティクスでは「%K」「%D」という2本の線が0~100の間で表示されます。
2本のラインが80%以上で「買われすぎ」、20%以下で「売られすぎ」と判断します。
ストキャスティクスは2本の線があるという特徴から、ゴールデンクロス・デッドクロスも用いてトレンド転換を探すことも可能です。
RSIとストキャスティクスを使って見つける2種類のエントリーポイント
RSIとストキャスティクスを使ったトレード手法はそれほど難しくありません。
以下の2つのシグナルが出た時にエントリーします。
- 買い注文:RSIが30以下かつストキャスティクスのゴールデンクロス発生
- 売り注文:RSIが70以上でストキャスティクスのデッドクロス発生
今回は押し目買いを狙うので「RSIが30以下かつストキャスティクスのゴールデンクロス発生」したところを狙っていきます。
それでは、実際の相場でエントリーポイントを見ていきましょう。
エントリーポイントの見つけ方
それでは、実際のUSD/JPY相場を使ってエントリーポイントの見つけ方を見ていきましょう。
以下の画像は今までと同じように、一目均衡表と移動平均線を表示させてあるUSD/JPYのチャートになります。
時間足は1時間足に設定しています。
画像中の赤い丸のところが押し目となっています。
今回はここでのエントリーを狙っていきたいのですが、このチャート画面に表示されているインジケーターだけではエントリーポイントを探すことがむずかしいですよね。
そこで登場するのがRSIとストキャスティクスです。
RSIとストキャスティクスをつかったエントリーポイントの見つけ方
それでは、RSIとストキャスティクスをつかったエントリーポイントの見つけ方を解説していきます。
RSIでは、パラメーター設定が初期値として期間が「14」、適用価格が「Close」、スタイルが「Dodger Blue」、下限設定が「0」、上限設定が「100」という設定になっています。
ストキャスティクスでは、パラメーター設定が初期値として、%K期間が「5」、%D期間が「3」、スローイングが「3」、価格帯が「「Low/High(安値/高値)」、移動平均の種別が「Simple(単純移動平均線)」、下限設定が「0」、上限設定が「100」という設定になっています。
これら2つは初期値でも十分活用できるので、慣れてくるまでは初期設定で問題ありません。
今回狙っていくのが、「RSIが30以下かつストキャスティクスのゴールデンクロス発生」というポイントです。
それでは実際のチャートを見てみましょう。
まず、チャート中断にあるのが、RSIです。
RSIの中の赤丸のところで数値が30%を下回っていることがわかります。
次にチャートの一番下に表示されているストキャスティクスを見てみます。
すると、赤丸のところで、赤い点線が緑色の線を上抜け、ゴールデンクロスを発生させていることがわかります。
これがちょうど同時期に発生しているので、絶好の押し目買いポイントになっています。
今回はこのポイントでエントリーを仕掛けていきます。
それでは、いつも通りエントリー詳細を見ていきましょう。
取引詳細
今回の詳しい取引内容は以下の通りです。
- エントリー時刻:2022.06.16 20:20:54
- 決済時刻:2022.06.23 10:08:23
- スプレッド:2.0pips
- 取引Lot数:2.0lots(200,000通貨)
- エントリー価格:131.849円
- 決済価格:135.157円
- スワップ損益:+234円
- 損益:653,834円
エントリー価格は131.849円です。
利益目標としては、相場でかなり意識されている135円付近としました。
円安ドル高に押されたかなり強い上昇トレンドなので、135円を超えても伸びそうなら、さらに利益を狙って行くと決めてエントリーしました。
損切りポイントは、1つ下にあるレジサポラインである131.100円あたりです。
取引結果
上記が今回の取引結果となります。
先ほども説明しましたが、今回は相場でかなり強く意識されている135円を目安にトレードしていきました。
135円を超えてからもトレンド継続のシグナルが出ていたのでポジションを保有し続けていましたが、しばらくして一目均衡表の雲をブレイクしたところで決済となりました。
今回の取引の決済価格は135.157円で、損益は+653,834円です。
臨機応変にインジケーターを使い分けよう!
いかがだったでしょうか?
今回は、RSIとストキャスティクスを使った押し目買いと戻り売りの手法について詳細に解説していきました!
いままで使っていた一目均衡表や移動平均線は、トレンド継続の場面では効果てきなのですが、押し目買いや戻り売りをピンポイントで狙うには少し使いづらいインケーターです。
RSIやストキャスティクスといった他のインジケーターを使うことで、相場状況に合わせた手法でトレードできることでしょう。