どうもこんにちは。
この記事ではMacユーザーのために「MT4を正しく起動させる方法」をご紹介しています。
正しく起動させるというと堅苦しいですが、簡単に言えばMacでのMT4の使い方ですね。
MT4に関して、一部のMacPCだとMT4が正しく起動出来ないという事例があります。
そこで、その原因を解説しながら「それではどうしたらいいのか?」という疑問に答えていくというのが、この記事の趣旨となっています。
Macユーザーでも正しい知識を身に付けておけばMT4でトレードが出来るようになりますので、ぜひ参考のためにも最後までご覧になっていってください。
MacでMT4を起動しない原因「OSがCatalina以降」
まずMacでMT4が正しく起動しないケースというのは、OSのバージョンが原因となっています。
Appleの大型アップデートCatalinaが先日実装され、64ビットのソフトしか起動しなくなってしまいました。
Catalinaというのは2019年にリリースされた最新のOSですが、これがMT4に対応していないというわけなんですね。
なお、ここ数年におけるMacのOSアップグレード状況は以下のようになっています。
2016年9月20日 | Sierra (シエラ) | macOS 10.12 |
2017年9月25日 | High Sierra (ハイ シエラ) | macOS 10.13 |
2018年9月25日 | Mojave (モハベ) | macOS 10.14 |
2019年10月7日 | Catalina (カタリナ) | macOS 10.15 |
2020年秋ごろ予定 | Big Sur (ビッグサー) | macOS 11.0 |
なお、OSがCatalina以前のものであればMT4は正しく起動されます。
ただ、これだと「それではOSがCatalinaの場合は完全にMT4が使えないの?」という疑問も浮かびますよね。
この疑問に対する答えを先に伝えますが、「OSがCatalinaでもMT4を利用することは可能」です。
それではどうやったらMT4が使えるようになるのかということを次に説明していきたいと思います。
MacでMT4を起動させる方法は5つ
MacユーザーがMT4を利用する場合の方法は以下の5つです。
- Catalina以前のOSなら設定を変更する
- XMを使ってMT4ウェブトレーダーを利用
- MacにWindowsの環境を入れる
- VPSを利用する
- MacのOSをダウングレードする
OSがCatalinaの方もそれ以前のOSを使っている方も、上記の方法を理解すればMT4が使えるようになります。
ということで、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
①Catalina以前のOSなら設定を変更する
まずMacのOSがCatalina以前のものである場合のMT4の使い方をご紹介していきます。
- Mac版MT4をダウンロードする
- MT4をインストールする
- この際にPCの環境設定を変える
- 「セキュリティとプライバシー」の画面を開く
- 「すべてのアプリケーションを許可」に設定変更
この手順を踏めば誰でもMacでMT4が使えるようになるので参考にしてみてください。
MT4をダウンロードする方法に関しては、他の記事でもご紹介していますのでこちらを見ていただければと思います。
なお、Macユーザーの場合は手順④の部分が違いますので、画像と共に解説をしておきます。
こちらが手順④「セキュリティとプライバシー」の画面を開いたところですね。
この画面で画面下のカギマークをクリックしてパスワードを入力。
その後に「すべてのアプリケーションを許可」にチェックを入れてください。
これでMT4が正しくインストール出来るようになりました。
あとはインストール後にMT4を開けばログイン画面が表示されるようになります。
ただし、こちらはCatalina以前のOSを使っている方が対象ですので、
OSがCatalinaであるという方は別の方法を選ばなければいけません。
その方法が次からの4つとなるわけですので、どうぞご覧ください。
②XMを使ってMT4ウェブトレーダーを利用
Macユーザーが海外FXサイト経由でMT4を使おうとすると、この後にご紹介する「MacにWindowsを入れる」や「VPSの利用」といった方法を取らなければいけないことが多いです。
しかし、なんとXMならブラウザ上から直接MT4にアクセス出来る「MT4ウェブトレーダー」が用意されていますので、ワンクリックだけでMT4が使えるようになります。
この利便性の良さというのもXMが多くのトレーダーに選ばれている理由のひとつと言えるでしょう。
なお、こちらのMT4ウェブトレーダーの基本性能は通常のMT4とほとんど差がありません。
通常のMT4で出来て、MT4ウェブトレーダーで出来ないことというのは以下の2点だけです。
- 自動売買ツールの使用
- カスタムインジケーターの使用
自動売買ツールに関しては裁量トレードメインの方からすれば問題ありません。
カスタムインジケーターも初心者であればほとんど使うことはないでしょう。
上級者であっても標準搭載のインジケーターしか使わないという人がいるくらいですから、MT4ウェブトレーダーに対するデメリットはほぼないと言えるわけですね。
どのOSを使っていたとしてもMacユーザーであれば、このMT4ウェブトレーダーを使うのがもっとも簡単と言えますのでぜひ試してみてください。
なお、XMに関しては以下の記事でまとめております。
③MacにWindowsの環境を入れる
続いては仮想化ソフトを用いてMacにWindowsの環境を入れるという方法をご紹介していきます。
イメージとしては、Macに標準搭載されている「Boot Camp」や「Parallel Desktop」を使ってMacにWindowsをインストールするといった形です。
ちなみにWindowsソフトを動せたWineなどのソフトもCatalinaアップデートで使用不可になっています。
Windowsを使う場合はMicrosoftからライセンスを購入することになりますが、この方法を使えばパソコン1台でMacもWindowsも使えるようになりますので便利と言えます。
とは言え、やはり手間や費用が掛かるので個人的にはXMのMT4ウェブトレーダーを素直に利用することをおすすめしています。
④VPSを利用する
VPSというのは仮想サーバーのことです。
VPSを利用すると1台のパソコンから別のサーバーにアクセス出来るようになり、結果としてWindowsのOSなどが使えたりするようにもなります。
リモートデスクトップの様なものです。
この仕組みを使ってMacPCでMT4を使うというのがこの方法の概要です。
ただし、VPSを利用するには月額料金が掛かりますので金銭的負担が大きいというデメリットがあります。
XMのようにVPSを無料で提供している会社もあるので、コストを抑えたい方は無料サービスを使ってみるのもおすすめです。
⑤MacのOSをダウングレードする
最後の方法はMacのOSがCatalinaの場合、それをダウングレードするというものです。
正直おすすめはできませんので、一応こうした方法でもMT4が使えるようになるという参考程度に留めておいてください。
MT4をひとつ使うだけでMac自体の性能を下げるのは意味がありませんからね。
そこまでするならXMのMT4ウェブトレーダーを使った方が遥かに賢いです。
まとめ
MacユーザーがMT4を正しく起動させる方法をご紹介してきました。
おすすめはやはりXMのMT4ウェブトレーダーを使うという方法ですね。
もちろんCatalina以前のOSならXMから配信されているMT4をインストールすれば使えるようになりますので、そちらもぜひ利用してみてください。