休場中のドル円で、反発を測り直して見送った判断を表すイラスト

土曜休場のドル円、1時間足はMAの上へ戻ったが反発の値幅が足りず検証は見送り

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土曜6時の点検と、使ったデータの最終時刻

この日誌は2026年10月10日(土)の日本時間6時を基準にしている。ドル円は週末の休場に入っていて、新しい足はもう出てこない。価格は6時2分に取り直した。確定していた最後の足は、1時間足が10日5時始まり(終値158.320円)、4時間足が10日1時始まり(終値158.249円)だ。日足は9日の足がまだ確定扱いになっておらず、最後の確定は8日の足(終値157.874円)のまま。週足も、確定しているのは9月28日の週(終値157.826円)までだった。

企画の段階では、金曜の終値で確定した日足を見るつもりだった。ところが取ってみると、金曜の日足と今週の週足はデータ上まだ確定していない。なので金曜の値動きは4時間足と1時間足で追い、日足と週足は8日と9月28日の週の確定値で読むことにした。

4時間足の終値は5本とも帯の中だった

昨日の日誌では、4時間足の終値が157.434〜158.503円の帯の上に抜けるか、中にとどまるか、下に割るかで判断を分けた。中にとどまる場合でも、1時間足の終値が3本のMAの上へ戻ったら小ロットの短い反発をあらためて測る、と書いておいた。

9日の4時間足は、9時始まりが158.063円、13時始まりが158.339円、17時始まりが158.271円、21時始まりが158.343円、10日1時始まりが158.249円で確定した。いちばん高かったのは21時始まりの高値158.437円で、158.503円には届いていない。安値側は9時始まりの157.769円で、157.434円よりかなり上にある。帯の判断は今日も「見送り継続」だ。

上値を抑えたのは介入警戒と米指標

ロンドン時間に上値が重くなった理由は、みんかぶ(MINKABU PRESS)が10月9日18時10分に配信したロンドン為替の記事が説明している。日本の三連休を前に、158円から159円の円安水準では政府の為替介入への警戒が広がりやすいという。同じ記事は、その日のNYカット(通貨オプションの期限)で158.00円に設定が観測されていたことも挙げた。期限が近い価格の周りでは売り買いが絡み、値動きが神経質になりやすい。

NY時間の流れは、ザイFX!が10月10日4時50分に公開したフィスコのNY概況に書かれている。原油高で米長期金利が上がり、いったんドル買いが進んだ。その後、10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想を下回り、トランプ米大統領がロシアとの軽油供給の合意を発表して原油が下落に転じると、ドル買いは後退したという。私のデータでも、21時始まりの4時間足が158.437円まで上げたあと、10日1時始まりの足は158.165円まで下げている。

米金利が上がればドルを持つ利点が増えるので、ドル円は上に振れやすい。指標の弱さや原油安で金利が下がれば、逆に下向きに効く。金曜はこの二つが一日の中で入れ替わった。上は介入警戒、下は米金利の低下が押さえる形がまだ続いている、と私は見ている。

一方で、投機筋の円売りは増えている。みんかぶが10月10日4時50分に配信したCFTC建玉報告では、レバレッジド・ファンドの円は30379枚の売り越しで、売り越しが13570枚増えた。IMM通貨先物の円は反対に買い越しが増えていて、参加者によって見方が割れている。円売りの積み上がりはドル円の下支えになりうる。ただ、介入のような円買い材料が出れば、その巻き戻しで下げが大きくなる理由にもなる。

4時間足MAは上向きのまま、終値は20MAの上

移動平均(MA)は、決まった本数の終値を平均した線だ。私は20本・50本・100本の単純移動平均を使う。上から20MA、50MA、100MAの順に並び、100MAが5本前より高ければ「上向きに揃った」と呼んでいる。

4時間足(10日1時始まりの足まで確定)は、20MAが158.191円、50MAが157.915円、100MAが157.654円。100MAは5本前の157.503円より高く、上向きの並びは続いた。昨日の朝は20MAの下にあった終値も、今朝は158.249円で20MAの上に戻っている。ただ、20MAと50MA、50MAと100MAの間隔はどちらも5本前より縮んだ。上向きの勢いが増したとは言えない。

USD/JPYの4h足ローソク足チャート。期間は2026-09-14 10:00 〜 2026-10-10 01:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。取引時間外の3区間は詰めて描き、破線で位置を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 4hの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/

1時間足は3本のMAの上へ戻った

1時間足(10日5時始まりの足まで確定)は、20MAが158.233円、50MAが158.140円、100MAが158.141円。50MAが100MAをごくわずかに下回っていて、並びは揃っていない。それでも終値158.320円は3本すべての上にある。昨日の朝は3本の下に沈んでいたので、短い足は持ち直した。

USD/JPYの1h足ローソク足チャート。期間は2026-10-05 07:00 〜 2026-10-10 05:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 1hの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/

昨日決めた「測り直す」条件は、これで満たされた。一晩でここまで戻るとは思っていなかったので、正直少し驚いた。ただ、3本のMAは158.140円から158.233円の狭い範囲に固まっていて、終値はそのすぐ上にいるだけだ。上へ抜けたというより、MAの塊の上に乗ったところで週末に入った。私の見立てはそうなる。

日足と週足の食い違いは変わらない

日足(8日の足まで確定)は、20MAが157.080円、50MAが157.691円、100MAが159.537円。100MAは5本前の159.584円より低く、下向きに揃ったままだ。20MAは5本前の156.215円から上がり、50MAとの間隔は縮んだ。8日の終値157.874円は20MAと50MAの上、100MAの下にある。週足(9月28日の週まで確定)は、20MAが159.295円、50MAが157.777円、100MAが153.444円で、上向きに揃っている。週足は上、日足は下という対立は今朝も解けていない。

小ロットの反発を測り直して、見送った

記事を書く前にサーバーで済ませた全件点検は、2026年10月10日6時2分3秒の時点で対象0件だった。保有中の検証ポジションは0件で、最も古い保有の経過日数もない。検証用資金100万円(実口座の残高ではない計画上の数字)に対する証拠金の上限30万円のうち、使っているのは0円だ。

トレード記録の累計成績

現在公開中のトレード記録の判定結果をまとめています。

判定済み
0
保有中
0
最古の保有
–
勝率
–
累計 pips
0
最大DD pips
0
PF
–
見送り
20
未発注
0
判定不能
0

損益pipsは想定エントリー価格と決済価格から計算しています。勝率・PFの対象は決済済みの記録です。

記録上の資金残高
1,000,000円
初期資金
1,000,000円
累計損益
0円
初期資金からの増減
0.00%

決済済みの記録はまだありません。

資金はロットと円換算レートを事前に記録した取引が対象です。円換算は記録作成時のレートで固定し、手数料・スプレッド・スワップは含みません。

順張りは、日足が下向きで週足・4時間足と食い違っているので今日も成り立たない。レンジ参加は帯の端で跳ね返りを確かめてから入る方法だが、終値は帯の上限にも下限にも寄っていない中ほどにある。転換狙いについては、日足の下向きが終わったと言える根拠も、それを裏づけるアナリストの分析も見つからなかった。

そこで、条件が揃った小ロットの反発を測り直した。起点は1時間足の終値158.320円。近い目標になる帯の上限158.503円は、そのすぐ上にある。損切りの根拠になる直近の押し目は9日9時始まりの4時間足の安値157.769円で、起点から目標までの距離よりずっと下に離れている。損切りは押し目の外側に置くので、実際の幅はさらに広がる。近い目標を取りにいくのに、目標までの値幅の3倍を超える損失幅を受け入れる形だ。

数字だけでも割に合わないのに、ほかの材料も逆を向いていた。帯の上限の先は、報道で介入警戒が広がりやすいとされた水準にかかる。ミシガン指数の下振れで、米金利の支えも弱まった。それに今は休場中で、判定までに週末をまたぐ。窓開け(週明けの価格が金曜の終値から飛んで始まること)で、損切りの水準を飛び越えられる可能性もある。昨日から待っていた条件が揃ったのに入らないのは、少しもどかしい。それでも測った結果が見合わない以上、見送るのが手順どおりだと判断した。

ほかの候補として、ポンドドルも週足と日足を取った。みんかぶが10月10日3時25分に配信した記事によると、英中銀は11月に利上げし、来年2月にも追加利上げに踏み切る可能性が高く、それがポンドの下落を防ぐ要因になるとアナリストが見ている。ただ日足は3本のMAの下にあり、並びも揃っていない。週足の上向きとも食い違ううえ、反発を確かめられた足もまだないので、採用しなかった。

見送り2026-10-10 06:05 JST

USD/JPYは4時間足の終値が157.434〜158.503円の帯の中にとどまり、1時間足の終値158.320円が3本のMAの上へ戻って小ロットの短期反発を測り直す条件を満たした。しかし、近い目標158.503円までは18.3pipsで、損切りの根拠になる押し目157.769円までは55.1pipsあり、値幅が見合わない。さらに158〜159円の水準では介入警戒が報じられ、ミシガン指数の下振れで米金利の支えも弱い。休場中で週末の窓開けをまたぐため見送った。順張りは日足の下向きが週足・4時間足と食い違うた

条件が揃わない日は記録を作らず、見送った事実と理由を残しています。

週明けに見る3つの帯と来週の指標

みんかぶの経済指標カレンダーでは、14日(水)21時30分に米国の9月消費者物価指数、15日(木)21時30分に9月の小売売上高が予定されている。物価が強く出て米金利が上がれば、ドル円が帯の上限を試し直す材料になる。弱ければ金曜と同じで、金利低下に上値を抑えられやすい。

帯の境目は変えない。下限の157.434円の上には、4時間足の100MA(今朝は157.654円)と9日の押し目157.769円が並んでいる。

  • 4時間足の終値が158.503円を上回るなら、上向きの立て直しが進んだと見る。9月21日の週の高値159.029円までの値幅と損切りまでの距離を測り直すが、介入警戒の強い水準なので、値幅の比べ方はいつもより厳しくする。
  • 4時間足の終値が157.434〜158.503円の帯にとどまるなら、見送りを続ける。小ロットの反発を測るのは、4時間足の50MA付近まで押してから1時間足の終値が3本のMAの上へ戻り、近い目標までの値幅が損切りまでの値幅を上回る位置になったときだけにする。
  • 4時間足の終値が157.434円を割るなら、4時間足の100MAも同時に割った形になる。短い足の上向きは崩れたと見て、2日の安値156.958円の攻防を確かめる。

週明けは、まず月曜の始値が金曜の終値から離れて始まっていないかを見る。次の日誌はそこから書く。