どうもこんにちは。
この記事ではXMのスプレッドに関する情報をお届けしていきます。
XMのスプレッドは海外FXサイトの中では一般的に「広い」と言われています。
しかし、実はXMのスプレッドというのは実質的な取引コストをベースに考えてみると、そこまで広いわけでなく、他社より劣っているわけではありません。
そんなXMのスプレッドにまつわる有益な情報をご紹介していきますので、
ぜひ最後までご覧になっていってください。
XMのスプレッドは一般的に「広い」という認識
まず最初に伝えておきますが、XMのスプレッドというのは一般的に「広い」という認識がされています。
これに関しては、確かにその通りといった部分もあります。
実際にXMで公開されている平均スプレッドを見ると、他社よりもやや広いといった印象を感じますからね。
しかし、XMには独自のロイヤリティープログラム「XMP」や5000ドルの入金ボーナスというものが存在するため、実質的な取引コストが他社よりも下がるケースが多いのです。
つまり、先に結論を申し上げますと、
「XMのスプレッドはそこまで広くなく、他社と比較しても取引条件は劣っていない」
ということになります。その理由を実際に細かく解説したいともいます。
スプレッドとは?
これからFXに初挑戦するという方もいると思いますので、本題の前に少しだけスプレッドについて簡単に説明をしておきます。
まずスプレッドというのは「買値」と「売値」の差額のことです。
こちらはドル円のチャート画面ですが、値動きをしているところに赤と青のラインが引かれていることが分かりますよね。
- 赤のライン:買値
- 青のライン:売値
スプレッドというのはこの2つの線の幅のことを指します。
これを実際の値段で表示すると以下のようになります。
左が売値の価格、右が買値の価格です。
差額は0.015円ということになりますが、FXの世界ではこれを「pips」という単位に直します。
pip(s)とは?
pip(s)とは発行されている通貨の最小単位の1%を表したFXでの単位です。
日本の場合は発行されている通貨で一番小さい単位は1円ですから、「1円の1%=0.01銭=1pips」となるわけです。
そのため、上の画像のドル円のpipsは「1.5pips」ということになります。
なお、スプレッドはその幅が狭ければ狭いほど利益が出しやすく、反対に広ければ広いほど利益が出しにくいという性質を持っています。
だからこそトレーダーは狭いスプレッドを設定する業者を選ぶのですが、XMはこのスプレッドに関して「広い」という認識を持たれてしまっているわけですね。
XMのスプレッドは本当に国内FX業者より広いのか?
答えは半分本当で半分嘘です。
何故半分本当で嘘かと言うと海外FXと国内FXの口座の形式の違いにあります。
まず最初に、なぜ国内FXはスプレッドが狭く海外FXは広い傾向にあるのか、その仕組を知っていただきたいと思います。
国内FX口座はDD方式だからダメ?
DD方式とは国内FX口座でよく使われている仕組みです。
銀行(証券会社)が示した本当の相場レートをトレーダーに表示せず、業者が決めた独自レートをトレーダーに提供する方式。
よく国内業者毎にレートが違ってたりするのはこれが理由です。
つまり、スプレッド0.1等と謳っていても裏でしっかりスプレッドを抜かれていてトレーダーは気づきにくいのです。
また、表面上は発注していても銀行まで発注が通っていない場合、負けた額はそのまま国内FX業者の利益になったりもするのです。
この場合MT4が使えないです。
海外FX口座XMはNDD方式
XMはNDD方式を採用しています。
これはDD方式と違い銀行(証券会社)が示した本当の相場レートをそのままトレーダーに提供しています。
その為、国内口座のように偽りのレートを表示できないため生のスプレッドを表示しています。
XMは取引発注に一切関与せず銀行と直接取引となります。
そのため余計な国内の貧弱サーバーを介す必要もなく、約定もDD方式に比べかなり早くなります。さらにその点に加えMT4が利用可能となります。
海外FXブローカーのXMはスプレッドのみが収入源となり、トレーダーが取引すればするほどXMも利益を挙げれるため、XMはトレーダーに利益をあげてもらうためを全面バックアップしています。
トレーダーとFX業者の関係
上の2つの項目で説明した要点をまとめると、
- 国内FX業者はスプレッドとトレーダーが負ければ利益がでるし、実際の発注レートなどが不透明
- 海外FX業者はトレーダーが取引するほど利益がでるのためトレーダーをサポートする
となっているわけです。
つまり海外FX業者XMtrading(旧XEmarkets)と私たちトレーダーは
Win-Win
な関係と言うわけです。
ボーナスなどが多いのはこう言った背景があるからです。(入金不要ボーナスついてはこちら)
どうせなら利益を上げてほしいとトレーダーのことを思っているXMで口座を開設したいと思うのは当然ですよね。
XMの平均スプレッドについて
先ほどの例だとXMのドル円スプレッドは「1.5pips」となっていましたが、
XMを含め多くの海外FXサイトでは変動制のスプレッドを採用しています。
そのため、スプレッドというのは全トレーダーの取引に合わせてその時ごとに数値が変わるものと覚えておいてください。
そして、トレーダーは海外FXサイト同士を比較するときに、それぞれの業者の「平均スプレッド」という部分を参考にします。
というわけで、まずはXMが公開している主要通貨ペアの平均スプレッドをご覧ください。
なお、XMは「スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座・KIWAMI極口座」という4つの口座タイプを用意していますが、このうちスプレッドが異なるのはスタンダード口座とゼロ口座、KIWAMI極口座のものです。
(マイクロ口座はスタンダード口座と同じスプレッド)
スタンダード口座 | ゼロ口座 | KIWAMI極口座 | |
USD/JPY | 1.6pips | 0.1pips | 0.7pips |
EUR/JPY | 2.3pips | 0.4pips | 1.0pips |
GBP/JPY | 3.6pips | 1.2pips | 1.5pips |
EUR/USD | 1.7pips | 0.1pips | 0.7pips |
日本円絡みの主要通貨ペアと世界でもっとも流通している「EUR/USD(ユーロドル)」の平均スプレッドがこちらです。
ご覧のようにスタンダード口座というのはスプレッドが広く、ゼロ口座、KIWAMI極口座はスプレッドが狭いという特徴を持っています。
そして、一般的に「XMのスプレッドは広い」と言われている部分はスタンダード口座のスプレッドです。
そこで、次にXMの平均スプレッドと他社の平均スプレッドを比較していきたいと思います。
XMとほか海外FXサイトの平均スプレッドを比較
まずはスタンダード口座同士の平均スプレッドを比較していきます。
XM | AXIORY | Taitan FX | HOTFOREX | |
USD/JPY | 1.6pips | 1.4pips | 1.33pips | 1.7pips |
EUR/JPY | 2.3pips | 1.5pips | 1.74pips | 1.7pips |
GBP/JPY | 3.6pips | 1.6pips | 2.45pips | 3.0pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.2pips | 1.2Pips | 1.2pips |
ご覧のようにXMのスタンダード口座の平均スプレッドは他社よりもやや広めです。
これだけ見ると、XMの取引条件はあまり良くないように感じられますよね。
しかし、冒頭にも伝えたようにXMには独自のロイヤリティープログラム「XMP」というものがあります。
その「XMPをスプレッドに加えて、取引コストを下げる」という考え方を、
次に詳しく見ていきましょう。
XMの実質スプレッドはXMPによって大きく下がる
XMPというのは取引するたびに貰えるキャッシュバックポイントのようなものです。
- 1ロットあたり10~20XMPが貰える
- XMP÷3=キャッシュバック額(単位はドル)
- 金額に直すと3.3ドル~6.6ドルが貰えることになる
日本円にするとだいたい1ロットあたり400円~700円ほどがキャッシュバックされるわけですが、この400円~700円という金額をスプレッドの数値に換算すると「0.4pips~0.7pips」となります。
つまり、XMは最初に設定されているスプレッドは広いものの、その後にボーナスクレジットという形で補填がされるというわけです。
これが「実質的な取引コストが下がる」という考え方なのですが、
先ほどの比較表をXMP込みのスプレッドに直して見てみましょう。
XM | AXIORY | Taitan FX | HOTFOREX | |
USD/JPY | 0.9pips | 1.4pips | 1.33pips | 1.7pips |
EUR/JPY | 1.6pips | 1.5pips | 1.74pips | 1.7pips |
GBP/JPY | 2.9pips | 1.6pips | 2.45pips | 3.0pips |
EUR/USD | 1.0pips | 1.2pips | 1.2Pips | 1.2pips |
(1ロットあたり20XMPが貰えるとしての実質スプレッド値)
どうでしょうか?
先ほどまで広く感じられていたXMのスプレッドが、一気に狭くなりましたよね。
銘柄によっては他社よりもかなり狭くなり、全体を見てもXMのスプレッドは平均的もしくはそれ以下になることが分かります。
こうした実態があるからこそ私は最初に、「XMのスプレッドはそこまで広くなく、他社と比較しても取引条件は劣っていない」と申し上げたわけです。
そして、それがウソではなかったことも理解して貰えたかと思います。
XMと他社の低スプレッド口座同士の比較も参考に
ここまではスタンダード口座同士でのスプレッド比較を見てきましたが、
次は低スプレッド口座同士での比較を見ていきます。
なお、XMのゼロ口座にはXMPが付きません。
その点を含めて平均スプレッドを他社と比べていってみましょう。
XM (往復10ドル) |
AXIORY (往復6ドル) |
Taitan FX (往復7ドル) |
HOTFOREX (往復6ドル) |
|
USD/JPY | 0.1pips | 0.4pips | 0.33pips | 0.2pips |
EUR/JPY | 0.4pips | 0.5pips | 0.74pips | 0.8pips |
GBP/JPY | 1.2pips | 0.6pips | 1.45pips | 1.4pips |
EUR/USD | 0.1pips | 0.2pips | 0.2pips | 0.1pips |
※()内は往復の取引手数料額
ご覧いただけば分かりますが、XMゼロ口座の平均スプレッドはかなり狭く設定されています。
これに往復の取引手数料を加えると実質の取引コストは平均的になるものの、他社と比べて劣っているということはありません。
むしろ取引回数を抑えて1回で得る利益を大きくすれば、XMの方が条件的には有利です。
XMのスプレッドはデメリットではない?
先の項目で必ずしもXMが国内業者よりスプレッドが広い訳ではないと言うことがご理解できたかと思います。
この時点ですでにデメリットと決めつけるには早すぎるかもしれませんが、もう一点スプレッドをカバーするサービスがあります。
それは入金ボーナスです。入金する度に入金額の20%のボーナスがもらえます。ボーナス限度額は$500(約60万円)で、
無くなるまで回数に制限はなく、$0になっても定期的にリセットされます。
1,000倍時のスプレッドといえど入金額の20%が無くなる広さではないので、寧ろプラスです。
また、勝っていけるトレーダーなら、スプレッドも気にならなくなっていくため、初期資金の少ないトレーダーにとってはスプレッドを差し引いても大きなメリットとなります。
それでも、どうしてもスプレッドがデメリットだと感じる方、スキャルピングトレーダーはスプレッド0口座をおススメします。
まとめ
XMのスプレッドに関する情報をまとめてご覧いただきました。
実質的に考えると、「XMのスプレッドは他社と比べて劣っているわけではない」ということが分かって貰えたかと思います。
スタンダード口座にしろゼロ口座にしろ他社と比較しても遜色はなく、もちろんトレーダーが不利という形でもなかったですよね。
ぜひ、こうした本質を見極めた上で海外FXサイトを選んでいただければと思いますが、これから海外FXに挑戦するという方にはやはりXMをおすすめしたいところです。
スプレッドがデメリットになるかどうかはトレード手法に関わってきます。
スキャルピングトレーダーで悩んでる方は国内FX口座でスキャルかハイレバでスキャルか、と言う点で考えてみるのが良いかもしれませんね!