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XMの知らないと損するデメリット5選

XMは多くのトレーダーにとって魅力的な金融取引プラットフォームであり、多様な取引オプションと高いレバレッジが利用可能です。しかし、その一方でいくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットは、特に日本の法人、大口投資家、または長期間取引を行わないトレーダーにとって、重要な考慮点となる可能性があります。本記事では、XMの主なデメリットについて詳しく解説します。

1.法人の口座が開設できない

日本の法人にとって、XMという金融プラットフォームで口座を開設することは不可能です。この制限は特に税金対策や資産運用を考慮している法人にとって大きな障害となります。

XMは多くの国で法人口座の開設を許可していますが、日本法人に対してはそのサービスを提供していません。この点は、特に税金対策を目的として外国の金融機関で口座を開設しようと考えている法人にとっては重要な情報です。税務対策は企業運営において非常に重要な要素であり、そのために海外の金融機関を利用することは一般的な手段の一つです。しかし、XMではそのような対策が取れないため、他の選択肢を検討する必要があります。

さらに、資産運用に関しても同様の制限があります。多くの企業は資産運用を通じて収益を上げ、企業の成長を促進することがあります。しかし、XMでは日本法人に対して資産運用の機会を提供していないため、この点でも制約が生じます。

このような制限があることを知らずにXMを利用しようとすると、後で大きな問題に直面する可能性があります。したがって、日本の法人がXMを利用する際は、これらの点を十分に考慮し、他の選択肢を検討することが重要です。注意深く各金融機関のサービスと制限を比較検討することで、より適切な選択が可能となるでしょう。

2.口座の残高が600万円を超えると規制が掛かる

XMという金融取引プラットフォームでは、口座残高に応じてレバレッジの規制が施されるという特有のルールが存在します。具体的には、口座残高が$40,001(約600万円)を超えると、レバレッジに制限がかかる仕組みとなっています。

通常、口座残高が$5から$40,000までの範囲であれば、スタンダード口座、マイクロ口座、KIWAMI極口座では最大レバレッジが1,000倍、ゼロ口座では500倍となっています。これは多くのトレーダーにとって非常に魅力的な条件であり、高いレバレッジを活用して取引を行うことが可能です。

しかし、口座残高が$40,001から$100,000になると、すべての口座タイプで最大レバレッジが200倍に制限されます。さらに、$100,001以上の場合は、最大レバレッジが100倍までに下がってしまいます。このようなレバレッジの制限は、大きな資金で取引を行いたいと考えているトレーダーにとっては明らかなデメリットとなる可能性があります。

加えて、XMではボーナスも証拠金額として扱われるため、ボーナスを含めた総額でレバレッジの制限がかかる点も注意が必要です。つまり、ボーナスがある状態で口座残高が600万円を超えると、そのボーナスも含めてレバレッジの制限が適用されるわけです。

一方で、600万円未満の口座残高では最大レバレッジが1,000倍まで許されているため、小規模な取引にはそれほど大きな影響はないでしょう。しかし、大きな資金での取引を考慮している場合、このレバレッジの制限は戦略に影響を与える可能性があります。

以上のように、XMでの取引には口座残高に応じたレバレッジの制限が存在します。この点を十分に理解し、自身の取引戦略にどの程度影響を与えるのかを考慮することが重要です。特に大きな資金での取引を行う予定の場合、他の金融プラットフォームと比較して最適な選択をする必要があるでしょう。

3.利益分は銀行送金以外で出金できない

XMの金融取引プラットフォームでは、出金に関するルールが非常に厳格に設定されています。特に、出金時には入金時と同じ方法を選択する必要があります。例えば、入金がbitwalletを通じて行われた場合、出金もbitwalletを使用しなければなりません。BXONEなど他の方法で出金することは許されていません。このような制限は、マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐための対策として施されています。

さらに、国内銀行送金以外の方法で入金した場合、出金できる金額は入金時と同じ額までと制限されています。これは、利益分を出金する場合に特に影響を与えます。利益分を出金したいと考えている場合、国内銀行送金を選択する必要があります。

国内銀行送金には手数料がかかる点も注意が必要です。XM自体は取引口座からの出金に関する手数料を無料としていますが、国内銀行送金で出金額が40万円未満の場合、決済代行会社への2,500円の手数料が自己負担となります。一方で、出金額が40万円以上の場合は、XMが手数料を全額負担してくれます。

このような手数料の制度により、小額の利益を頻繁に出金する戦略を採る場合、手数料が積み重なってコストが高くなる可能性があります。したがって、出金のタイミングや方法を慎重に選ぶ必要があります。

総じて、XMでの出金には多くの制限とルールがあります。これらを十分に理解し、自身の取引戦略や資金管理にどのように影響を与えるかを考慮することが重要です。特に大きな資金での取引を行う予定の場合、他の金融プラットフォームと比較して、最適な選択をする必要があるでしょう。

4.信託保全:補償額に上限がある

XMの金融取引プラットフォームにおいては、資金管理に関するいくつかの特定の仕組みがあります。具体的には、このプラットフォームでは信託保全は採用されておらず、代わりに分別管理が行われています。分別管理とは、ユーザーの資金と企業自体の資金が別々に管理されるシステムを指します。

ただし、分別管理だけでなく、XMはAIGグループの保険にも加入しています。この保険により、ユーザーの資金に対して最大で100万ドル(約1億1400万円)までの補償が設けられています。この点は、一定の安心感をユーザーに提供する要素となっています。

それでも、この補償がトレード資金全額に適用されるわけではありません。補償の上限は100万ドルと定められているため、それを超える資金には補償が適用されないのです。

一般的な個人トレーダーにとっては、1億円以上の資金をプラットフォームに預けるケースは比較的少ないでしょう。しかし、プロのトレーダーや大口の投資家にとっては、全額信託保全がないという事実は一定のリスクをもたらします。特に、巨額の投資を行う場合、このリスクは無視できない要素となる可能性があります。

総合的に見ると、XMでは分別管理とAIGグループの保険による補償が組み合わさっているものの、全額信託保全は提供されていないため、大口投資家やプロトレーダーはそのリスクを十分に考慮する必要があります。このような特定の制限と補償の仕組みを理解し、それに基づいて資金管理の戦略を練ることが重要です。

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5.休眠口座の口座維持費

XMの金融取引プラットフォームには、特定のアクティビティが90日間行われない場合、該当の口座が休眠口座として扱われるというルールがあります。具体的には、90日間入金や取引などの活動が一切ないと、自動的に口座が休眠状態に移行します。

この休眠口座になると、毎月5ドルの口座維持費が口座残高から自動的に引き落とされます。この費用は、アクティビティがない状態が続く限り毎月発生するため、長期間の不活動が続くとそれなりのコストがかかる可能性があります。

このような無駄な口座維持費を避けるためには、XMでの取引を最低でも3ヶ月に1回は行うことが推奨されます。定期的な取引によって口座が休眠状態になるのを防ぐことができ、不必要な費用を削減することが可能です。

総じて、XMでの資金管理においては、休眠口座に関するルールも十分に考慮する必要があります。特に、長期間取引を行わない可能性がある場合や、複数の取引プラットフォームを併用している場合は、このような維持費が発生するリスクをしっかりと把握し、適切な対策を講じることが重要です。

まとめ

XMの金融取引プラットフォームは多くの利点を持っていますが、その一方でいくつかの制限やデメリットも存在します。日本の法人には口座開設の制限があり、大口のトレーダーにはレバレッジと資金の補償に関する制限があります。また、出金ルールは非常に厳格で、休眠口座には維持費が発生します。これらの点を十分に理解し、自身の取引戦略や資金管理にどのように影響を与えるかを慎重に考慮することが重要です。特に大きな資金での取引を行う予定の場合、他の金融プラットフォームと比較して、最適な選択をする必要があります。注意深く各金融機関のサービスと制限を比較検討することで、より適切な選択が可能となるでしょう。