ドル円の1週間を振り返り、FOMCと日銀会合の週へ備える場面

ドル円週次振り返り(10/19〜10/25):158.338円の上抜けが続かず156円台へ、検証見送りの理由とFOMC・日銀の週の確認条件

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この振り返りの基準は2026年10月25日(日)の日本時間6時だ。週末で市場は閉まっていて、XMで取引できる時間帯の足は24日5時始まりの1時間足が最後になる。6時15分にドル円(USD/JPY)の週足・日足・4時間足・1時間足を取り直したが、休場中なので金曜から新しい足は1本も増えていない。週足は10月12日の週が最後の確定足で、10月19日の週はまだ確定扱いになっていない。そこで今週の値動きは、19日(月)から23日(金)までの日足5本と、24日5時始まりで確定した4時間足を正本にして読む。

記事を書く前にサーバーで済ませた全件点検は、対象0件で完了していた。今週は検証ポジションを1件も建てず、毎朝の日誌で見送りを記録してきた。保有中は0件なので、いちばん古い保有の経過日数もない。引用できる公開済みのポジションもないため、この記事では個別の結果ではなく、相場そのものと見送りの判断を振り返る。

トレード記録の累計成績

現在公開中のトレード記録の判定結果をまとめています。

判定済み
0
保有中
0
最古の保有
–
勝率
–
累計 pips
0
最大DD pips
0
PF
–
見送り
35
未発注
0
判定不能
0

損益pipsは想定エントリー価格と決済価格から計算しています。勝率・PFの対象は決済済みの記録です。

記録上の資金残高
1,000,000円
初期資金
1,000,000円
累計損益
0円
初期資金からの増減
0.00%

決済済みの記録はまだありません。

資金はロットと円換算レートを事前に記録した取引が対象です。円換算は記録作成時のレートで固定し、手数料・スプレッド・スワップは含みません。

月曜から金曜のドル円、158.338円の上抜けが続かず156円台へ

週の始まりは静かだった。19日(月)の日足は始値158.019円、高値158.557円、安値157.678円、終値158.549円で、日誌で基準にしてきた158.338円(10月16日の日足高値)の上で引けた。20日(火)は高値158.602円まで上げたものの、終値は158.269円で158.338円の下へ戻っている。21日(水)も高値158.390円、終値158.205円にとどまり、上抜けは日足の終値1本ぶんしか続かなかった。

流れが変わったのは22日(木)だ。日足は始値158.204円、高値158.250円から安値156.674円まで下げ、終値は156.869円だった。この1日の値幅は次のとおり。

USD/JPYの2026年10月22日9時始まり(JST)の日足の高値158.250円から2026年10月22日9時始まり(JST)の日足の安値156.674円までの距離は157.6pips。

23日(金)は始値156.865円、高値157.164円、安値156.069円、終値156.847円。日中に週の安値を付けたあと、下ひげを残して始値の近くまで戻している。週全体の上下の幅と、月曜の始値から金曜の終値までの距離はこうなる。

USD/JPYの2026年10月20日9時始まり(JST)の日足の高値158.602円から2026年10月23日9時始まり(JST)の日足の安値156.069円までの距離は253.3pips。

USD/JPYの2026年10月19日9時始まり(JST)の日足の始値158.019円から2026年10月23日9時始まり(JST)の日足の終値156.847円までの距離は117.2pips。

木曜の急落の背景について、MINKABU PRESSが10月24日8時に配信した週間の為替相場まとめは、米ラムリサーチの決算を受けた時間外の株価急落が引き金になり、アジア株安とともにドル円が下げたと伝えている。NY市場ではAI関連株への懸念から安全資産へ資金が逃げ、米国債やスイスフランと一緒に円が買われて、ドル円は200日線を下放れたという。株が大きく売られると、投資家は損失を避けようと安全とされる資産へお金を移す。円もその受け皿になりやすいので、ドル円には下向きの力が働く。火曜に158.602円まで上げた時点では、週末に156円台で終わるとは思っていなかった。

金曜の動きについては、みんかぶが10月24日5時50分に配信したNY為替概況が、ドルは底堅いのに、それ以上に円高がドル円を圧迫していると書いている。国内外の投資家が日本国債の購入を増やし、直近の20年国債入札には過去最高の需要が集まったという。日本国債にお金が向かえば、円を買う動きも増える。ドルが崩れたのではなく円が強かった、というのが今週の下げの中身だと私は読んでいる。

移動平均線の並びは週の中でどう変わったか

MA(移動平均線)は、決まった本数の終値を平均してつないだ線だ。20本・50本・100本の単純移動平均で、時間足ごとの並びを確かめた。

週の初めと終わりでいちばん変わったのは4時間足だ。火曜朝の日誌の時点では、158.338円を上抜けた足が出ても20MAが50MAの下にあり、並びは揃っていなかった。週末の最後の確定足(24日5時始まり)では、20MAが157.447円、50MAが157.890円、100MAが158.018円で、上から100MA、50MA、20MAの順に並んでいる。100MAも5本前の158.051円より低く、下向きに揃った。終値156.825円は3本すべての下にある。

USD/JPYの4h足ローソク足チャート。期間は2026-10-13 09:00 〜 2026-10-24 05:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。取引時間外の1区間は詰めて描き、破線で位置を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 4hの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/

1時間足も下向きに揃っている。20MAが156.850円、50MAが157.122円、100MAが157.673円で、100MAは5本前の157.751円より低い。ただ、20MAは5本前の156.792円から上がり、50MAとの間隔も狭まった。値段が20MAに張り付いたまま週末に入った形で、金曜の後半には下へ走る勢いが弱まっていた。

日足は揃っていない。20MAが157.928円、50MAが157.592円、100MAが159.365円で、20MAはまだ50MAの上にある。5本前と比べると、20MAは157.956円から、50MAは157.756円から、100MAは159.479円から、3本とも下がった。金曜の終値156.847円は3本すべての下で、木曜に続いて2日連続でMAの下で引けた。日足の下げがはっきりするのは20MAが50MAの下へ入ったときだが、それはまだ起きていない。

USD/JPYの1day足ローソク足チャート。期間は2026-06-01 09:00 〜 2026-10-23 09:00(日本時間)。20MA・50MA・100MAを重ねて相場環境を示している。取引時間外の20区間は詰めて描き、破線で位置を示している。チャートはTradingView Lightweight Chartsで生成。
USD/JPY 1dayの相場環境。ローソク足に20MA・50MA・100MAを重ね、現在の流れを確認するチャート。価格はtwelvedata。Chart by TradingView Lightweight Charts — https://www.tradingview.com/

週足は10月12日の週が最後の確定足で、20MAが159.198円、50MAが157.970円、100MAが153.537円の上向きの並びだ。100MAも5本前の153.273円より高い。長い目で見た上昇の形は残っているが、10月19日の週がどこで確定したかはまだ取得できていない。週足の50MAを割り込んで週を終えたかは、週明けに確かめる。

今週、検証を見送り続けた理由

週の前半は、158.338円を上抜けても4時間足と1時間足のMAが買いの向きに揃わなかった。短期順張りとブレイク継続の手法は、4時間足と1時間足が売買方向へ揃うことを前提にしている。上抜けた足と、その後も上で引けた別の足は確認できたが、並びが欠けていたので建てなかった。結果的に、その上抜けは火曜の日足で崩れている。

週の後半は逆の悩みになった。木曜の急落で4時間足と1時間足が売りの向きに揃ったころには、値段はもう週の安値の近くまで来ていた。売りで入るなら、損切りは割り込んだ157.501円(10月12日の週の週足安値)の上に置くことになる。利確の目安は金曜の安値156.069円だ。最後の4時間足の終値から、それぞれの水準までの距離は次のとおり。

USD/JPYの2026年10月24日5時始まり(JST)の4時間足の終値156.825円から2026年10月12日9時始まり(JST)の週足の安値157.501円までの距離は67.6pips。

USD/JPYの2026年10月24日5時始まり(JST)の4時間足の終値156.825円から2026年10月23日9時始まり(JST)の日足の安値156.069円までの距離は75.6pips。

利確までの距離が、157.501円までの距離をわずかに上回るだけだ。損切りを157.501円より上に置けば、その差はさらに縮む。ほかの手法も当てはめた。順張りは、週足が上向き、日足が揃わず、4時間足が下向きと時間足ごとに向きが違うので外れる。レンジの売り買いは、157.501円を割ってから新しい上下の端が固まっていない。転換狙いは、ここで下げ止まって上へ切り返すと分析するアナリストの見解を、今回の調査では確認できなかった。金曜の下ひげを根拠にした小ロットの短期反発も、目標の157.501円までより156.069円の下に置く損切りまでのほうが遠くなる。5つの手法のどれにも、建てるだけの根拠が揃わなかった。

見送りが続くのはもどかしい。ただ、火曜の上抜けに飛びついていれば、木曜の急落を正面から受けていた。並びが揃うまで待つと決めたことには意味があったと思う。その一方で、揃ったころには入る位置が悪くなっているという問題も、今週ははっきり見えた。来週の宿題はそこにある。

来週はFOMCと日銀会合が同じ週に入る

みんかぶが10月24日17時10分に配信した来週の注目材料によると、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果は日本時間29日午前3時に発表される。政策金利は据え置きが見込まれ、直近では90%以上が据え置きを見込んでいるという。日本銀行の公表予定(2026年10月23日更新)では、日本銀行の金融政策決定会合は2026年10月29日(木)、30日(金)に開かれる。

フィスコが10月24日8時8分に公開した来週の注目イベントは、日銀は政策金利を据え置く見通しで、植田日銀総裁の会見で12月の利上げの可能性を探る展開になると見ている。同じ記事は、米国の中間選挙前にもイランへの攻撃が再開されるとの見方に触れ、中東情勢と原油相場をにらむ展開が続くとしていた。原油が高止まりすれば物価の先行きが意識され、米金利とドルは下げにくくなる。米国ではコアPCEや第3四半期GDPも注目材料に挙がっている。

据え置きが織り込まれていても、声明や会見の言葉で相場は動く。FOMCが利上げに前向きな姿勢を残し、日銀が12月の利上げに慎重なら、円を買う理由が薄れて、ドル円の4時間足が157.501円の上へ戻る余地が出てくる。逆にFOMCが慎重な姿勢を見せたり、植田日銀総裁の会見で12月の利上げがにおわされたりすれば、今週の円高の流れが続き、金曜の安値156.069円を試す展開も考えられる。どちらに転ぶかは、日曜の今は決められない。

取引が再開したら確認する条件と順番

来週も注目する通貨ペアはドル円のままにする。確かめる順番は次のとおりだ。

  1. 月曜最初の1時間足が、24日5時始まりの1時間足の終値156.843円からどれだけ離れて始まるかを見る。窓(休場前の終値と再開後の始値のすき間)が開いたら、損切り・利確ラインは最初から測り直す。
  2. 最初の4時間足の確定を待ち、終値が157.501円の下に残るか、4時間足と1時間足の下向きの並びが続くかを確かめる。157.501円に近づく戻りが出れば損切りまでの幅が縮むので、そこで短期順張りの売りとして値幅を測り直す。
  3. 4時間足の終値が156.069円を割っても、追いかけて売らない。目標と損切りの幅を測れる位置まで戻るのを待つ。
  4. 4時間足の終値が157.501円の上へ戻り、次の4時間足もその上で引けたら、木曜からの下抜けは続かなかったと見る。
  5. 10月19日の週の週足が確定したら、終値が週足の50MA(10月12日の週の時点で157.970円)を下回ったかを確かめる。日足では、20MAが50MAの下へ入るかを追う。
  6. 日本時間29日午前3時のFOMCと、30日の日銀会合の結果の前後は値が飛びやすい。発表直後の1本では方向を決めず、確定した足で判断する。
週明けに4時間足の確定を待ち、157.501円の上へ戻るか156.069円を下回るかで分岐し、FOMC・日銀会合は確定足で判断する順序
4時間足の確定を待ってから上下の分岐を確かめ、FOMCと日銀会合の前後は確定した足で判断する。

今週は、上抜けを待って見送り、下げが揃ったときには遅かった、という1週間だった。来週は2つの会合をまたぐので、戻りを待てるかどうかに加えて、発表の前後で無理に建てない我慢も要る。次の日誌は、月曜の始値と窓の有無から書く。