海外FX取引のため新たな口座開設を検討している方に向けて、XMTradingの「ゼロ口座」について解説します。
スプレッドの狭さやレバレッジの低さなど、独特な特徴を持つのがゼロ口座です。
しかし、「口座開設して取引をしてみようか」と考えても、本当に大丈夫なのか、問題やデメリットはないのか不安になる方もいらっしゃるでしょう。
せっかく口座を開設するなら、メリットが大きいところを選びたいと考えるのは当然のはずです。
そこで今回の記事ではゼロ口座に関して、他の口座と異なる点やメリット・デメリットを解説します。
記事を読んでいただければゼロ口座がどのような取引スタイルに適しているのか、自分にあっているのかご理解いただけるはずです。
XMのゼロ口座と他の口座との違い
▼口座タイプ比較表
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | KIWAMI極口座 |
選べる基本通貨 | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY |
コントラクトサイズ | 1ロット = 100,000 | 1ロット = 1,000 | 1ロット = 100,000 | 1ロット = 100,000 |
レバレッジ | 最大1:1000 | 最大1:1000 | 最大1:500 | 最大1:1,000 |
入金額以上の損失 | ✓(発生しない) | ✓(発生しない) | ✓(発生しない) | ✓(発生しない) |
全主要通貨のスプレッド | 最低1ピップ | 最低1ピップ | 最低0.1ピップ | 最低0.6ピップ |
取引手数料 | ✓(発生しない) | ✓(発生しない) | ✕(発生する) | ✓(発生しない) |
最大保有可能ポジション | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
最小取引サイズ | 0.01ロット | 0.01ロット (MT4) 0.1ロット (MT5) |
0.01ロット | 0.01ロット |
ポジションごとの最大ロット数 | 0ロット | 100ロット | 50ロット | 50ロット |
取引ボーナス | ✓ | ✓ | ✕ | ✓ |
口座開設ボーナス | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
ヘッジ可能 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
最低入金額 | 5USD | 5USD | 5USD | 5USD |
他の口座との大きく異なるのは、スプレッドが狭く約定力が高いことです。
スタンダード口座とマイクロ口座はSTP方式を採用しており、ゼロ口座のみECNと呼ばれるブローカー介入のない方式を採用しているためです。
ゼロ口座は同じくXMTradingが提供するスタンダード口座やマイクロ口座と比較すると、平均0.1とスプレッドが狭くなっています。
スタンダード口座とマイクロ口座のスプレッドは、1.5~2.0がスプレッドの平均です。
そのためゼロ口座では利益をあげやすくなっているのです。またブローカーが介入しないことから、約定力が高いことが他の口座との違いとなります。
高速約定も可能であるため、スキャルピングなどを中心に取引したいトレーダーに向いている口座です。
KIWAMI極口座との違い
KIWAMI極口座は、スプレッドの狭さと高いレバレッジで注目を集める口座タイプです。
具体的には、最低0.6ピップとなっています。
ゼロ口座のスプレッドは、KIWAMI極口座を下回る平均0.1ピップです。
スプレッドの狭さが際立っている口座タイプといえるでしょう。
また、最大レバレッジにも違いがあります(KIWAMI極口座1,000倍、ゼロ口座500倍)。
コントラクトサイズと最少取引サイズは同じです。
KIWAMI極口座よりもリスクを抑えやすいといえるかもしれません。
XMのゼロ口座のメリット
それではXMのゼロ口座を選ぶメリットとはどのようなものでしょうか。
他の口座にないメリットが多々ありますが、ここではその中で4つをとりあげ、それぞれ具体的に見ていきましょう。
メリット①ECN方式を採用していてスプレッドが狭い
まずはECN方式を採用しており、スプレッドが狭いことが大きなメリットです。
最初に解説したように、ゼロ口座ではスプレッドの平均が0.1pipsと、他の口座に比べて狭くなっています。
スプレッドとは手数料のようなものであり、時間経過とともに変化することもあります。
しかしゼロ口座ではスプレッドが狭く、名前のとおりに0.0pipsとなることも珍しくありません。
取引が頻繁になれば、都度かかる取引コストによって利益が減ってしまうこともあるでしょう。
しかしゼロ口座であればスプレッドの狭さからコストが軽減され、結果的に利益が増えます。
そのため、取引の際のコストが抑えられ、利益をあげやすくなることがメリットです。
メリット②約定力が高く安定して取引ができる
約定力が高く、安定した取引ができることもメリットのひとつと言えるでしょう。
ゼロ口座はXMで唯一、ブローカーが介入しない直接的な取引を行うシステムである「ECN」を採用しています。
ブローカーが介入するSTP方式ではリクオートと呼ばれる約定レートの再提示が行われることがあります。そのため注文金額とは違う価格で取引が完了してしまうことも珍しくありません。
しかしECN方式ではリクオートが発生せず、トレーダーが注文したとおりに約定される可能性が高いです。特に取引数が多いメジャーな通貨では、ECN方式での約定力の高さが際立つことが多くなります。
約定力の高さにより安定した取引ができることは、快適かつ迅速な取引を希望する方にとって大きなメリットとなり得ます。
メリット③超短期のトレードに強い
平均スプレッドが狭いことと約定力が高いことは、スキャルピングなどの超短期トレードを希望する方に適します。
ゼロ口座のスプレッドの狭さは取引のコストを抑えるために有効で、取引回数が増えても負担になりません。
また約定力の高さは、頻繁に取引を行いたい方にとって快適なシステムとなるでしょう。
スタンダード口座やマイクロ口座のスプレッドの広さは、取引が頻繁になると、場合によってはコストが高すぎて負担に感じられるかもしれません。
そのためECN方式を採用するゼロ口座は、スキャルピングやデイトレードに代表される超短期トレードでメリットを享受しやすいです。
メリット④取引手数料を経費に計上することが可能
個人事業主の方が取引をするのであれば、XMゼロ口座で発生した取引手数料は確定申告によって経費として計上できます。
そのため、取引手数料を経費として計上できれば節税の面で効果的です。
スプレッドの狭さから取引コストが抑えられますが、節税も可能と慣れば間接的なコスト削減も目指せるでしょう。
個人事業主にとって節税は悩ましいポイントの1つかと思います。
しかしゼロ口座なら、FXの取引により利益をあげながら節税も可能となります。
XMのゼロ口座のデメリット
ゼロ口座で取引をすることには大きなメリットがあると解説してきました。
しかしメリットばかりではなく、デメリットもあります。
それではどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
デメリット①最大レバレッジが他口座タイプより低い
まずデメリットとして、最大レバレッジが他の口座タイプよりも低いことがあげられます。
スタンダード口座とマイクロ口座、KIWAMI極口座では、最大レバレッジの設定は1,000倍です。
しかしゼロ口座ではレバレッジが最大500倍で設定されており、他の口座よりも多くの証拠金が必要となります。
自己資金が少ない状態で大きな利益を得たい場合、希望どおりの取引をできなくなることもあるため、他の口座に比べて、最大レバレッジが低いことはデメリットと言えます。
デメリット②通貨ペア数が少ない
通貨ペア数が少ないこともデメリットのひとつです。
スタンダード口座・マイクロ口座ではともに、57種類の通貨ペアを選べますが、ゼロ口座のみ56種類とされています。例として、スタンダード口座とマイクロ口座では取引可能な米ドル・中国元を選べません。
またその他の2つの口座において取引可能なコモディティや株式、仮想通貨のCFD銘柄も選択不可です。
もし米ドル・中国元以外のFX取引を希望しているなら問題ないですが、その他の通貨ペアや株式・仮想通貨でも取引をしたい、より多くの通貨ペアを検討したいと考える方にとってはデメリットとなります。
通貨ペアが多い口座で取引をしたいと思われているなら、その他の口座の検討をおすすめします。
デメリット③貰えるボーナスが少ない
XMは高額ボーナスが魅力の海外FX業者ですが、ゼロ口座では貰えるボーナスが少なくなっています。
スタンダード口座・マイクロ口座では新規口座開設ボーナス(未入金ボーナス)・100%入金ボーナス、XMPロイヤリティプログラムにてボーナスが貰えます。
しかし、ゼロ口座においては新規口座開設ボーナス(未入金ボーナス)しかもらえません。
口座を開設したときに3,000円分のボーナスが貰えますが、その他のメリットはありません。
そのため、ボーナスを目的として口座開設をしたい方であれば物足りなく感じられるはずです。
高額ボーナスが魅力のMXで口座開設をする際には、他の口座と比べて損をしたような気分になることもあるでしょう。
デメリット④取引手数料が高い
最後に解説するXMゼロ口座のデメリットは、取引手数料が高額であることです。
ブローカーが介入しないECNはスプレッドが狭く、約定力が高いことが強みと言えるでしょう。しかしその反面、取引手数料が設けられていることがデメリットとなります。
取引手数料は往復10ドルとなり、XMのその他の口座だけでなく、他社と比較しても高めの設定です。
スプレッドの範囲が狭く取引コストが抑えられるのがゼロ口座のメリットのひとつではあるものの、取引手数料がかかるため、取引手数料を含めると実質的なスプレッドは1.1pipsとなります。
XMのゼロ口座はこんな人にオススメ
ここまで解説してきたように、ゼロ口座にはメリットとともにデメリットもあります。
しかし使い方次第ではデメリットが感じにくく、メリットが大きいと感じられることでしょう。それではどのような人にオススメされているのか、希望する取引の種類から見ていきましょう。
短期トレードをしたい人
まずオススメなのは、短期トレードを希望している人です。
理由としては、ゼロ口座では取引コストが抑えられるためです。
XMゼロ口座の特徴といえば、スプレッドが狭いことと、約定力が高いことです。
そのためスプレッドの差によるコストが生じにくくなり、短期トレードであるスキャルピングとの相性が良いと考えられます。
スキャルピングでは短時間に何度も売買を行います。
そのため比較的リスクの低い取引となるでしょう。
しかし取引回数が多くなるため、コストもかさむ傾向があります。
ゼロ口座では取引コストを抑えられるため、スキャルピングでさらに利益を得られるでしょう。
XMは全体的にスプレッドが広めに設定されているため、ゼロ口座のスプレッドの狭さが魅力となるはずです。
頻繁に短期トレードをしたいと考えている方であれば、デメリットよりメリットが大きいと感じられるでしょう。
透明性・安心感の強いトレードをしたい人
「透明性のある取引で安心感を持ってトレードをしたい」と考えている方もXMのゼロ口座に向いています。
理由としては、ブローカーの介入によるリクオートが発生しないため、STP方式に比べて取引の透明性が確保される傾向が大きいからです。
取引に第三者が介入することはなく、注文時の価格と実際の取引における価格も差異は生じません。
そのためトレーダーの注文が第三者により通らないことはなく、透明性・安心感のある取引ができるでしょう。
ただし入金額や取引通貨量が少なめに設定されているSTP方式に比べると、ブローカーの介入がない方式は中級者・上級者向けです。
透明性・安心感があるものの、初心者の方がご自身の判断で取引をするには適さない口座だと言えます。
狭いスプレッドでポンド・豪ドルをトレードしたい人
ポンドや豪ドルを取引したい方にもおすすめします。
なぜなら、XMで用意されているその他の口座に比べると、ゼロ口座のスプレッドが非常に狭く設定されている通貨ペアであるためです。
スタンダード口座やマイクロ口座では、ポンドであれば2.8pips前後、豪ドルでは2.3pips前後がスプレッド最小値の平均となります。
しかしゼロ口座ではポンドにおいて最小平均スプレッドは1.1pips、豪ドルで1.3pipsです。
記事中で解説したように、ゼロ口座で取引できない米ドルと中国元を選びたい方は不向きでしょう。
しかし狭いスプレッドでポンド・豪ドルを取引したいと考えている方にとっては最適な選択となり得ます。
XMのゼロ口座は希望する取引によりメリットが豊富
今回は、XMゼロ口座の特徴やメリット・デメリットについて解説しました。
XMTradingのゼロ口座は他の口座にない多くの魅力を備えています。これから取引を検討している方は是非コチラの記事を参考にして、口座を開設してみてください。
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