海外FXで出金拒否になる主な原因と意識したい3つの対策

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「海外FXって本当に出金拒否されるの?」「海外FXに興味があるけど出金拒否が心配」などと考えていませんか。

大切な資金を引き出せないと困ってしまいますよね。

結論から述べると、出金拒否は実際に起こりえます。

ただし、原因はさまざまです。

正しく利用すればリスクを軽減できるため、それほど心配する必要はないでしょう。

この記事では、海外FXで出金拒否が起こる主な理由と出金拒否に合わないための対策を紹介しています。

以下の情報を参考にすれば、どのような点に気を付けて取引すればよいかがわかるはずです。

特に海外FXに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

海外FXで出金拒否が起きる主な原因

出金拒否にいたる理由はさまざまです。

業者側に原因があることもあれば、トレーダー側に原因があることもあります。

具体的に、どのような原因が考えられるのでしょうか。

原因①悪徳海外FX業者による詐欺

最も気を付けたい原因といえるのが、悪徳海外FX業者による詐欺です。

悪徳の定義は難しいですが、ここでは最初からトレーダーを騙すつもりで営業していることとします。

騙すことを目的としているため、出金を依頼しても拒否されてしまいます

あるいは、依頼を無視される、アカウントを取り消されることも考えられるため、対応が難しい原因のひとつです。

慎重だから騙されることはないと思うかもしれませんが、悪徳業者の多くは公式サイトの体裁を整えています。

また、ボーナスや手数料など、サービス面も充実しているように見せかけていることが一般的です。

したがって、簡単に情報収集しただけでは、見分けられないことがほとんどで、トラブルに巻き込まれてから「やられた」と気づくことが少なくありません。

悪徳業者に対処する効果的な方法としては、口座を開設する前に業者の口コミなどを確認しておくなどの入念な情報収集が1つの対策として有効になります。

原因②利用していた海外FX業者が倒産する

何かしらの理由で海外FX業者が倒産して出金拒否につながることもあります。

営業を停止すると、機能もストップしてしまうことが多いからです。

実際、海外FX業者のなかでも人気が高かったGEMFOREXが倒産するという事件が近年でも起こっています。

一般的に、新興業者や事業規模が小さい業者は、倒産のリスクが高いと考えられています。

これらに該当する業者は避けるほうが無難でしょう。

ただし、海外の情報を集めることは簡単ではありません。

公式サイトで十分な情報を集められない場合は、口コミサイトなどの活用も必要になります。

それでもよくわからない場合は、利用をあきらめることも重要な対策です。

原因③FXトレーダー側の間違った取引

意外かもしれませんが、上記2つの原因で出金拒否が起きることは、実はそれほど多くありません。

むしろ、出金拒否の主な原因は、トレーダーの利用規約違反などにある場合が多いです。

アービトラージ

アービトラージは、異なる市場や取引所での価格の歪みを利用して利益を得る取引方法です。

具体的には、高い価格の市場で売り、低い価格の市場で買うことで、価格の差異を利益として確保します。

この手法は、日本では「裁定取引」や「さや取り」として知られています。

多くの海外FX業者が採用しているゼロカットシステムは、トレーダーの損失が口座残高を超えた場合、その超過分を業者が負担する仕組みです。

このシステムの存在下で、アービトラージを行うと、業者が大きなリスクを背負うことになる可能性があります

例えば、証拠金10万円でレバレッジ500倍の取引を行い、急な価格変動が発生した場合、一方の取引で大きな損失が生じる一方で、もう一方の取引で利益が生じることが考えられます。

ゼロカットシステムが適用されると、業者は損失部分の超過分を負担することになります。

このようなリスクを回避するため、多くの海外FX業者は、同一業者の複数口座や異なる業者間でのアービトラージを禁止しています。

トレーダーとしては、取引を行う前に業者の規約を確認し、禁止されている取引を避けることが重要です。

 

サーバーエラー・遅延狙いの取引

通信障害が発生すると、正確な市場価格を反映しにくくなるなどのトラブルが発生します。

このようなトラブルを利用して取引を行うと、利用規約違反に該当する恐れがあります。

大きな利益を得たとしても、出金拒否などにつながってしまうため注意が必要です。

通信障害に該当するトラブルとして、サーバーエラーや接続遅延などがあげられます。

通信障害は、何かしらの理由で相場が急変したときに起こりやすく、そうした想定外の事態が起きると、トレーダーからのアクセスや注文が殺到するため、エラーのリスクが発生します。

システムのエラーを利用した取引は、基本的に不正な取引と考えられます。

チャンスがあったとしても利用することはおすすめできません。

窓狙いの取引

いわゆる「窓」を狙った取引も利用規約違反に該当する恐れがあります。

ここでいう「窓」とは、ローソク足間に生じた隙間です。

一般的に、窓は週明けに生じやすいと考えられています(=週明けの窓)。

窓が開く主な理由は、取引時間外に材料が発生して大きな値動きが起きることです。

窓が開くと、その後は窓を埋める値動きが起こりやすいと考えられています。利益を確定する取引や損失を確定する取引、窓埋め狙いの取引が増えるからです。

また一般的に、大きな窓が開くとその後の値動きは予想しやすいとされています。

そのため、海外FX業者の中には、窓狙いの取引を禁止しているところがあります。

具体的には、「ハイレバレッジを利かせて窓だけを狙った取引を継続的に行っている」などの取引が対象になると考えられます。

すべての取引が禁止されているわけではありませんが、出金拒否につながる恐れがあるため注意が必要です。

ゼロカットシステムを悪用した取引

前述の通り、ゼロカットシステムはロスカットが間に合わず口座残高を超える損失が発生したときに、損失部分をゼロに戻してくれるシステムです。

当然ながら、ゼロカットシステムを悪用した取引も利用規約違反に該当します。

代表的な取引といえるのが、複数口座で行うアービトラージです。

ハイレバレッジを利かせた窓狙いの取引も、ゼロカットシステムの悪用と捉えられてしまう恐れがあります。

以上のほかでは、為替相場に大きな影響を与えるイベント発生時にハイレバレッジを利かせた取引を行うことなどがあげられます。

ギャンブル要素が強くなるため、ゼロカットシステムの悪用と捉えられてもおかしくはありません。

ゼロカットシステムの詳細は下記の記事にて解説しています。

海外FXにおけるゼロカットシステムの概要とメリット・デメリット

海外FXにおける出金拒否を避けるための対策

以上の原因などで、海外FXにおける出金拒否は起こります。

トラブルを避けるためにどのような点に注意すればよいか、具体的な対策を紹介します。

業者が金融ライセンスを持っているかを確認

悪徳海外FX業者を避けるため確認しておきたいのが金融ライセンスの有無です。

金融ライセンスは、投資事業を行う業者に各国の金融監督当局などが発行している免許証のようなものです。

金融ライセンスを保有している業者は、審査を受けたうえで一定のルールに従い運営しているため信頼性が高いと考えられます。

また、ライセンス取り消しの恐れがあるため、合理的な理由がないまま出金拒否を行うことも少ないといえます。

ただし、審査の基準や運営のルールは発行元で異なります。

したがって、金融ライセンスの信頼性は同じではありません

業者の信頼性を慎重に評価したい場合は、金融ライセンスの発行元まで確かめるとよいでしょう。

ちなみに、金融ライセンスの有無は各国の金融監督当局公式サイトなどで確かめられます。

海外FXの金融ライセンスについては下記の記事で詳しく解説しています。

海外FXの金融ライセンスとは?安全な業者を見定めて取引をしよう!

分別管理で資金管理をしているかどうか確認

倒産に備えたい場合は、業者の資産管理方法を確認するとリスクをコントロールできます。

信託保全または分別管理を採用している業者は、倒産したときも出金拒否などのトラブルが起こりにくいといえるでしょう。

信託保全は、トレーダーの資産を自社の資産と分別して信託銀行に信託する方法、分別管理はトレーダーの資金を自社の資産と分別して管理する方法です。

分別管理は、金融ライセンスの取得条件になっているケースが少なくありません。

したがって、海外FX業者では、信託保全ではなく分別管理が主流となっています。

そのため、分別管理を採用している海外FX業者は、安全性が高いと考えられるでしょう。

分別管理・信託保全の詳細は下記の記事をご覧ください。

海外FXの信託保全・分別管理とは?さまざまな観点で安全な業者を選ぼう!

正しい出金ルールを確認

利用する業者が定めている出金ルールを確認しておくことも欠かせません。

ルールを理解しないまま、不正な出金拒否にあったと捉えるケースも多いですが、ルールに記載がある場合は、当然トレーダー側の確認不足という結論になります

例えば、出金できないボーナスクレジットを出金しようとするケースなどが考えられます。

海外FXでもらえるボーナスの使い方と注意すべきポイント

ルールを理解しておけば、このようなトラブルは防げます。

具体的なルールは、利用する業者でさまざまですので、自分の常識だけで判断せず、事前にルールを確認しておきましょう。

運営者おすすめの海外FX業者

参考に、おすすめの海外FX業者を紹介します。次の業者は、信頼性が高いため不正な出金拒否のリスクは低いと考えられます。

・関連記事>>>海外FXの信託保全・分別管理とは?さまざまな観点で安全な業者を選ぼう!

XMTrading

XMは、セーシェルの金融庁とモーリシャスの金融サービス委員会から金融ライセンス(証券ディーラーライセンス)を取得している業者です。

資産管理方法は、分別管理を採用しています。

信頼性が高いうえ、日本語を含む8以上の言語で週5日24時間のサポートを行っている点が魅力です。

マイナス残高をリセットしてくれるゼロカットシステムを導入している、取り扱い通貨ペアは55種類以上、最大レバレッジは1,000倍など、リスクを抑えつつリターンを狙っていける業者のため、出金拒否が心配な方に安心しておすすめできます。

XM徹底解説|メリット・デメリットとトレーダーからの評判について

FXGT

セーシェルの金融庁から金融ライセンス(証券ディーラーライセンス)を取得している業者です。

大きな特徴として、投資資産の保護を最優先事項に掲げている点があげられます。

預け入れた資金は、FXGTの運転資金などとは別に管理されます(分別管理)。

また、ゼロカットシステムを採用しているため、入金額以上の損失を被ることもありません

取り扱い通貨ペア数は30種類以上、最大レバレッジは1,000倍です。

信頼性の高い業者ですが、サービス開始(2019年)から間もない点には注意が必要です。

XMTradingは出金拒否が心配な方におすすめ

海外FXの出金拒否について解説しました。

主な原因として、不正な取引や悪徳業者の利用、業者の倒産があげられます。

ルールを理解しておくことはもちろん、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

どの業者を選べばよいかわからない方は、XMTradingで口座を開設してみてはいかがでしょうか。

実績・サービスとも優れているため、不正な出金拒否を心配する必要はほとんどありません。

口座開設でボーナスクレジットを受け取れるため、お得に取引を始められる点も魅力です。

出金拒否が怖いという方は、ぜひXMを使ってみてくださいね。

最後まで拝読いただき、ありがとうございます!

監修者:あん

監修者:あん

大学で経済学の学位を取得後、投資に興味を持つ。為替市場の基礎知識と取引の経験を積み、相場を研究し尽くした独自の手法で資産1億円を突破。投資歴10年のプロトレーダー。そこで得たノウハウや知識を発信。

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