「海外FXに興味があるけど始め方がわからない」などと悩んでいませんか。
「リスクが大きそうで怖い」と考えている方もいるでしょう。
海外FXの始め方は、それほど難しくありません。
むしろ、手続きそのものは国内FXよりも簡単です。
また、リスクを管理する仕組みも整っているため初めて海外FXにチャレンジする方にとっても安心して始めやすいと言えます。
ただし、デメリットももちろんありますので、特徴をよく理解してから始めることが重要といえるでしょう。
この記事では、初心者向けに海外FXの始め方を解説しています。
以下の情報を参考にすれば、国内FXとの違い、理解しておきたいメリットとデメリット、取引の始め方などがわかるはずです。
新たな資産活用方法をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
海外FXと国内FXの主な違い
外国に拠点を構えているFX業者を通じて取引することを海外FXといいます。
しかし同じFXでも、海外FXと国内FXでは特徴が異なります。
主な違いは、レバレッジ・スプレッド方式・安全性の3点です。
レバレッジ
最初の違いとしてあげられるのがレバレッジです。
レバレッジは預け入れた証拠金よりも大きな金額の取引を行える仕組みを指していて、取引可能額は「証拠金×レバレッジの倍数」で求められます。
つまり、レバレッジが10倍であれば預け入れた証拠金の10倍、レバレッジが20倍であれば預け入れた証拠金の20倍が取引可能額になります。
国内FXのレバレッジは最大で25倍
国内FXのレバレッジは最大で25倍です。
投資家保護のためのルールで、取引金額の4%以上の証拠金を預け入れて維持する必要があると定められているためこれを超えることはできません。
対する海外FXは、日本国内の規制を受けないためレバレッジを自由に設定できます。
具体的な最大レバレッジは業者で異なりますが、業界最高水準は1,000倍です。
例えば、預け入れた証拠金が10万円であれば、国内FXの取引可能額は最大で250万円、海外FXの取引可能額は最大で1億円になります。
海外FXと国内FXには、レバレッジと取引可能額に大きな違いがあります。
スプレッド方式
海外FXと国内FXでは、採用している主なスプレッド方式にも違いがあります。
スプレッドは、ある通貨の売値(bid)と買値(ask)の差額です。
例えば、売値が100.400で買値が100.450円であれば、両者の差額である0.05円(5銭)がスプレッドになります。
スプレッドは、FX業者の利益になる手数料のようなものです。
スプレッドは2種類の方式がある
スプレッドは、固定方式と変動方式にわかれます。
固定方式は、売値または買値の一方が変動するともう一方も同じだけ変動する方式です。
したがって、固定方式では、レートの変動から影響を受けません。
反面、変動方式は、売値は売値、買値は買値で変動する方式で、固定方式のように同じだけ変動することもあれば、売値と買値の一方だけ変動することもあります。
したがって、スプレッドの幅は取引のタイミングで変わります。
国内FXの主流は固定方式、海外FXの主流は変動方式です。
もちろん、例外はありますが、このように理解しておけば基本的に間違いはありません。
海外FXはスプレッドの幅が国内FXより広い
また、海外FXはスプレッドの幅も国内FXより広く設定されている傾向があります。
スプレッドは実質的な手数料にあたるため、国内FXよりも取引にコストがかかりやすいと考えられます。
トレーダーに対しての安全性
海外FXと国内FXでは、トレーダーに対する安全性も異なると考えられています。
その根拠とされるのが、海外FXが採用しているゼロカットシステムです。
ゼロカットシステムとは?
ゼロカットシステムは、為替相場の急激な変動などで証拠金を超える損失が発生したときに、証拠金を超える損失部分をFX業者が負担してくれる仕組みです。
この仕組みがあるため、海外FXで証拠金を超える負債が発生することは基本的にありません(同システムを採用している業者の場合)。
国内FXではゼロカットシステムがない
反面、国内FXは法律で規制されているためゼロカットシステムを採用できません。
そのため、為替相場の急激な変動などで、証拠金を超える損失が発生したときはトレーダーがこれを負担することになります。
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
二 有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補填し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為出典:e-Gov
リスクをコントロールする仕組みとして国内FX業者で採用されているのがロスカットシステムと追加証拠金です。
ロスカットシステムは、証拠金維持率が一定の割合を下回ると強制的に決済される仕組みを指しており、ロスカットの前に発生するのが、証拠金維持率の引き上げを求めるマージンコールです。
マージンコールが発生すると、証拠金の追加入金(=追加証拠金)などを求められます。
マージンコールに対処しない場合、ロスカットへと進みます。
ただし、ロスカット・追加証拠金で、証拠金を超える損失の発生を完全に防げるわけではありません。
上記からも分かる通り、トレーダーに対する安全性も、両者の違いとして押さえておきたいポイントです。
海外FXのメリット
海外FXの主なメリットとして以下の点があげられます。
少額の手元資金で大きな利益を狙える
ハイレバレッジを利かせられるため、手元資金が少なくても大きな利益を狙うことが可能です。
例えば、レバレッジ25倍とレバレッジ1,000倍では、狙える利益の上限にも40倍の差が生じます。
損失を保証金に限定できる
海外FX業者の多くは、ゼロカットシステムを採用しています。
したがって、損失を保証金に限定することが可能です。
リスクをコントロールしやすい点も魅力です。
思い切った取引を行える
レバレッジが大きいうえ、損失を保証金に限定できるため、思い切った取引を行えます。
国内FXでは守りの取引を考えなければならないケースでも、攻めの取引を行える可能性があります。
口座開設や入金で特典を得られる
海外FX業者の多くは、口座開設や入金に対してさまざまな特典を用意しています。
具体的な内容はケースで異なりますが、口座開設や入金で5,000円や10,000円などのボーナスクレジットを付与しているケースが少なくありません。
>>>例)XMtradingのボーナス
マイナー通貨やエキゾチック通貨ペアを扱っている
海外FX業者が扱っている通貨ペアは、国内FX業者よりも多い傾向があります。
したがって、状況や目的に合わせた多彩な運用が可能です。
海外FXのデメリット
海外FXには、気を付けたいデメリットもあります。
特に、以下の点には注意が必要です。
損失額も大きくなりやすい
ハイレバレッジを利かせられる点はメリットですが、取引額が大きくなると想定される利益とともに想定される損失額も大きくなります。
取引にかかるコストが高い
海外FXと国内FXを比べると、前者の方がスプレッドの幅は広い傾向があります。
そのため、取引にかかるコストは割高になりやすいといえます。
利益とともに税率もアップする
海外FXと国内FXでは税金の仕組みも異なります。
申告分離課税の対象になる国内FXの税率は利益に関わらず20.315%です。
総合課税の対象になる海外FXの税率(15~55%)は年間所得の合計額で決まります。
利益の額や所得の額によっては、不利になってしまいます。
分別管理が基本になる
国内FX会社は、トレーダーから預かった証拠金などを信託銀行に委託して管理しています。
これを信託保全といいます。
海外FX業者は、社内で自社資産と預かった資産をわける分別管理が基本です。
後者では、倒産したときに預けた資産の返金を受けられないことがあります。
海外FXで取引を始めるまでのステップ
理解しておきたいメリット・デメリットは以上の通りで、ここからは、実際に取引を始めるまでの手順をステップ形式で解説します。
ステップ①海外FX業者を選定する
ステップ①では、口座を開設する業者を選定します。
選定にあたって重視したいポイントは次の通りです。
- 金融ライセンスを取得している
- ゼロカットシステムを採用している
- 日本語でサポートを受けられる
以上を確認したうえで、実際に利用した方の口コミまで確認しておくとさらに安心です。
そうした情報も参考にしつつ、まずは気になる業者を2~3社見つけて、これらのポイントを比較しつつ自身の取引スタイルに合っているところを選択するとよいでしょう。
ステップ②口座を開設する
ステップ②では、取引に使用する口座を開設します。
口座の開設は、公式サイトの登録フォームから行え、郵送でのやり取りは基本的に不要です。
登録情報はサービスで異なりますが、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・銀行口座などの入力を求められることが多いでしょう。
これらの情報を入力すると、登録したメールアドレスにログインページのURLなどが送られてきます。
マイページへ移動後、本人確認書類と住所確認書類をアップロードして口座開設手続きは終了です。
本人確認書類として運転免許証・パスポート、住所確認書類として住所の記載がある公共料金の領収書などがあげられます。
ステップ③口座に入金する
ステップ③では、開設した口座に証拠金を入金します。
入金方法は、国内FX業者以上に多彩で、具体的には、海外銀行送金・国内口座振込・クレジットカード・仮想通貨・オンライン決済サービスなどに対応しています(選択できる方法は業者で異なります)。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、出金手続きまで見据えて使いやすいものを選ぶことが重要です。
ちなみに、一部の業者は、口座開設で特典を付与する口座開設ボーナスを用意しています。
例えば、XMTRADINGは、口座開設で3,000円のボーナスクレジットを付与していて、こちらを取引に活用することも可能です。
ステップ④トレードツールをダウンロードする
ステップ④では、トレードツールをダウンロードします。
現在、主流となっているのがMT4またはその後継にあたるMT5です。
カスタマイズしやすく、さまざまなインジケーターを使用できる点が強みといえるでしょう。
>>>例)XMtragingのプラットフォーム
また取扱業者は限られていますが、視認性に優れるcTraderも人気を集めています。
いずれもスマホアプリがあるため、パソコンが手元にない方でも利用可能となっていますので、初心者は、実際に取引をはじめるまえにXMTradingのデモ口座を活用するとよいかもしれません。
デモ口座とは、実際のお金を使用せず取引を体験できる口座のことで、もちろん、MT4・MT5などのトレードツールも体験できます。
ステップ⑤実際に取引を行う
ステップ⑤では、口座に入金した証拠金を活用して実際に取引を行います。
基本的な流れは次の通りです。
注文方法①新規注文
取引を始めるため、通貨ペアを選択します。
通貨ペアは、「米ドルと円」などのような通貨の組み合わせです。
選択できる通貨ペアは業者により異なります。
初心者には、相場の乱高下が起こりにくい「米ドル/円」などがおすすめです。
次に、「買い」と「売り」を選択します。
上昇を予想する場合は買い注文、下降を予想する場合は売り注文を入れます。
注文にあたっては、ロット数を決めなければなりません。
ロットは、通貨量の単位と考えればよいでしょう。
注文方法②決済注文
ポジションを建てたら、決済するタイミングをうかがいます。
FXの損益は、決済により確定します。
適切なタイミングを逃さず決済注文を出すことが重要です。
タイミングがわからない方は指値注文や逆指値注文を使いましょう。
いずれも希望する価格を予め指定しておく注文です。
指値注文や逆指値注文を利用するとタイミングを逃しにくくなります。
海外FXにおける取引スタイル
FXには、いくつかの取引スタイルがあります。
ここからは、代表的な4つの取引スタイルについて解説します。
スタイル①デイトレード
その日のうちに取引を完結させるスタイルで、1日に1~数回の取引を行います。
値動きが大きい時間帯に取引を行えば、1回の取引でまずまずの利益を期待でき、夜間の値動きを気にしなくてよい点が魅力です。
ただし、損失が続くと短期間で資金を大きく減らしてしまう恐れがあるため、まとまった取引時間を確保できる方に向いています。
スタイル②スキャルピング
数秒から数分の間に取引を行うスタイルです。
1回あたりの利益の少なさを回数で補います。
こまめに取引を行うため、急激な値動きが起きたときも大きな損失を出しにくい点が魅力です。
ただし、何度も取引を繰り返すと、トレーダーには大きな負担がかかります。
基本的には、まとまった取引時間を確保しにくい方に向いているといえるでしょう。
スタイル③スイングトレード
数日から7日程度かけて取引を行うスタイルです。
相場の大きな動きを捉えて利益を狙います。
1回の取引で大きな利益を確保しやすい点が魅力です。
くわえて、日をまたいで取引するため、スワップポイント(取引通貨間の金利差のことで、取引通貨を翌日に持ち越すと発生。基本的には、低金利通貨を売って高金利通貨を買うと付与される)を受け取れる点も見逃せません。
ただし、1回あたりの損失も大きくなる可能性があるため、相場の動きによっては、早めに損切りすることが運用を成功させるポイントになります。
特に、取引の時間を確保しにくい方に向いているといえるでしょう。
スタイル④スワップトレード
数週間から数年かけて取引を行うスタイルです。
為替差益とスワップポイントで利益を狙います。
相場の流れを捉えれば、大きな利益を確保できる点が魅力です。
ただし、金利が変動すると、スワップポイントを支払わなければならないこともあり、このスタイルも、取引の時間を確保しにくい方に向いています。
運営者がおすすめする海外FX業者2選
実際に取引を始めるときは、海外FX業者選びに注意しましょう。
初心者におすすめできる業者として以下の2社があげられます。
XMTrading
経験を問わず多くの方たちから支持を集めている業者です。
セーシェル金融庁から金融ライセンスを取得しているうえ、ゼロカットシステム、顧客資産の分別管理に対応しているため安心感があります。
日本語サポートが充実している点もポイントで、サービス内容に不満がある場合は、カスタマーサービス部門または顧客対応マネージャーに問い合わせできます。
これらで解決できない場合は、コンプライアンス部門に対応を依頼することも可能です。
取扱通貨ペア数は55種類以上、最少取引単位は10通貨、最大レバレッジは1,000倍、トレードツールはMT4・MT5となっていtえ、サービスのバランスが良いため、初心者に特におすすめしたい業者です。
FXGT
セーシェル金融庁から金融ライセンスを取得している業者です。
ゼロカットシステム、顧客資産の分別管理にも対応しています。日本語を含めた24時間365日のカスタマーサポート体制を構築している点も魅力です。
特に大きな特徴としてあげられるのが、取引ニーズなどに合わせて選べる6つの口座を用意していることです。
例えば、スタンダード+口座では、FX、株価指数、暗号通貨など、FXGTが扱うすべての商品を取引できます。
FXGTの最大レバレッジは1,000倍です。
初心者におすすめなのはXMTrading
初心者向けに海外FXの始め方を詳しく解説しました。
ゼロカットシステムを採用している業者が多いため、国内FXよりもリスク管理は容易と考えられます。
ただし、想定外のトラブルが起きることもあるため、業者選びには注意が必要です。
どこを選べばよいかわからない方は、総合力に優れるうえ実績も豊富なXMTradingを候補に加えてみてはいかがでしょうか。
口座開設でボーナスを獲得できる点も魅力ですので、初心者の方は是非XMTradingで口座開設をして、海外FXを始めて見ることをおすすめします。